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摩擦を無くす

こんばんは!自称マインドマッパーこと、松本翔馬です。

今日は僕が敬愛してやまない尾原和啓さんの著書である「ネットビジネス進化論」の中で印象に残った言葉のうちの一つである「フリクションレス」について考えたいと思います。

ちなみにこの本、これまでのネットビジネスが体系的に、またネットビジネスの本質を分かりやすくまとめてあって、ネットビジネスやられてる方やこれからやろう!と思っておられる方、ぜひ読んでみてください。めっちゃおすすめです✨

摩擦とは何か?

フリクションレスとは「摩擦がない」という意味です。

摩擦とは何でしょうか?

学生の頃に習った話だと思いますが、おさらいしましょう。

摩擦とは物と物とが触れ合った状態で物が動くときに生じる抵抗力です。いわゆる、ものの滑りやすさや滑りにくさですね。

物が滑りにくい状態。たとえば引っ越しなどで重いものを運ぶとき、床の上で物を押した場合に抵抗力を感じると思います。これが摩擦力です。
(まぁ、床の上でそのまま押すことはないかもですが)

そして、引っ越し屋さんが毛布などをひいて、その上に重いものを乗せ、押して運んだりしますよね。あれが、摩擦力が少なくなった状態です。

このように物理的な世界に摩擦力という物が存在します。

もうちょっと踏み込むと、例えば重いものを押そうとするとき、あなたは摩擦力を感じます。そして、そのまま力を加えていくと物が動き出します。この時、力がすっと抜ける感じがしませんか。ものが動き出した方が抵抗が少なくなったような・・・。

そうです。物が止まっている状態で感じている摩擦力と動いている状態で感じている摩擦力は違います。そしてこの物が止まっているときの摩擦力が静摩擦力と言い、物が動いているときの摩擦力を動摩擦力といいます。

そして、この物が止まっているときの静摩擦力のほうが、物が動いてる時の動摩擦力よりも大きいんです。

つまり、動き出すまでの抵抗力が一番大きいってことですね。これは物理の世界の話ですが、精神面でも同じことが言えます。

人は行動しようとするとき、めんどくささなど精神面での抵抗力を受けます。この抵抗力は結構大きくて、この抵抗力に負けてしまうと物理の世界と一緒で人は動き出せません。

一方、このめんどくささなどの抵抗力を乗り越えてしまえば、あとは意外と楽といった感じになります。何か行動を起こすとき、やるまではなかなか気が乗らなかったのが、やってしまえばスイスイできるといったような経験があなたにもあると思います。

こういった精神的な抵抗力も物理の世界の抵抗力に類似してるんですね。おもしろくないですか?

フリクションレスにすることが重要

さて、話を戻しますと、尾原さんの本の中ではネットビジネスにおいてうまくいったケースの中にその要素が入っているという紹介がされています。

ひとつだけ例を挙げるとすると、LINEの自動登録機能などです。LINEはダウンロードしさえすれば、携帯電話に登録されている電話番号から自動でLINEに連絡先が登録されて、すぐ使える状態になります。

もしこれが、LINEをダウンロードした後、自分で一人ずつLINEに連絡先を登録していくとなると、かなりの精神的摩擦力が発生します。

もし、この方式をLINEがとっていなかったら、ここまでLINEが広まることはなかったかもしれません。そういったことが本の中で述べられています。

これがフリクションレスの一例です。つまり人が行動しようとするとき、そこに精神的な摩擦力が存在すると行動がを著しく阻害するため、その摩擦力を如何になくせるかが重要だということです。

これはネットビジネスのようにアプリを使ってもらいたいなどの人に何か行動をしてほしいという範疇だけに限りません。

身近なところではセルフコントロールにだって応用できます。

僕はなかなか行動できない自分に苛立ったりすることがあります。ですが、そんなときはまずそのままの自分、そんなだらしない自分を受け入れることから始めます。

性悪説という言葉がありますが、あれは人間はそもそも悪いという話ではなくて、人間はそもそも弱いという意味らしいです。知らないんですけどw

まぁ、そうだとすると人間は弱いということ前提で考えておけば、自分が継続したいと思う行動に対し、めんどくささや大変さを感じるような要素を極力省くことで行動を促進させることができます。

僕は今noteを書いていますが、なかなか毎日更新できていません。それは記事を書くのに少なからず摩擦が働いているからだと思います。摩擦がなく、ノンストレスで書けるのであれば、サラっと書けてしまうはずです。

毎日更新するという継続目標を念頭に置くなら、できる限りそれが楽になるようなルール決めをしたらいんじゃないかと思います。

今、思いつくものとしてはとりあえずその日の感想でもいいからたった5行、必ずUPするようにする。こうすればかなり腰の上げやすさが違ってくると思います。明日から実践してみようと思いますw


そして最近、noteを書いてて思うのは記事によって執筆時間が違うことです。量はそんなに変わらなくても内容によって変わってくる。そして、サラっとかけちゃう方が読んでくださった方のレスポンスもいいみたいです。

なんとなく、どういう時がそうなのかをつかめてきてはいますが、今後その解像度を上げていきたいと思います。

なんせ自然体でいることが一番な気がします。そんな摩擦のない状態に自分を持っていく。それを意識したいですね。

自然体 ≒ ノンストレス ≒ フリクションレス。

どこで、なぜ摩擦が生じる?

さて、これまで摩擦を取り除くことの大事さを述べてきましたが、この摩擦は身の回りのいたるところで生じています。気づいていないけれども、実はそんなことがいっぱいあるんじゃないかと思っています。

人間関係では気を使ったりする場面、業務プロセスや目標達成までの計画などでは、あっちが立てばこっちが立たずなどの課題。いろいろ考えられますね。

摩擦は、滞り、抵抗などいろいろと言い換えができると思いますが、結局詰まった感じ、狭いイメージを想起させます。摩擦は結局ボトルネックで起きていて、そこがどこか、何でそこがボトルネックなのかの分析が重要です。

これはシステム思考におけるTOC理論(制約条件の理論)にも通ずる話だと思いますが、この話はまた別の機会に。

まぁ、いずれにしても摩擦はいたるところにあって、それを如何に見つけ、省くか、これに尽きます。

そして、なにかやろうとするとき、初めからそもそも摩擦を生まないよう考えることも大事だと思います。組織に変革を起こそうとするときも、そもそもみんな良いと思うことをしたいと思ってるはずで、声を荒げて自分の正義・正論を振りかざしても、いたずらに敵を作ってしまうだけになってしまうかもしれません。

僕の哲学の中に「バランスが全て」というものがありますが、全体のバランスが合わないから、ひずみが生じ、そこに摩擦が生まれるともいえるのかなと今回感じました。

全体のバランスを見て、摩擦が生じないように。
全体が滞りなく滑らかに循環するように物事を設計する。
そういった意識を持てば自然とWin-Winの関係性、もっというとAll-Winの関係性が構築できて、そんなシステムがうまく回っていくんだと思います。

まとめ

今回の話をまとめると、

人が動き出すまでの摩擦が一番大きく、そこを如何に超えるかが重要

何事にも摩擦を如何に減らすかが、物事の進展をスムーズにし、自分の行動すらコントロールできる

摩擦の生じてるポイントとその理由の分析が大事

今回、フリクションレスという言葉に尾原さんの本で出会い、その他の理論や考え方と共通する部分などを改めて考えさせられました。僕の感想としては、かなり汎用性のある抽象度の高い表現だと思います。

ぜひ、”摩擦を無くす”という観点で物事を見てみてはいかがでしょうか。

今日のマインドマップ

摩擦

最後に個人的なお知らせ

僕の友人が、今回ご紹介させていただいた本の著者である尾原和啓さんをゲストに迎え、近々講演会を開催します。僕もスタッフとして参加させていただきます。

ご興味あるかはぜひご参加検討してみてください。


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