解熱鎮痛剤の四皇:バファリンシリーズの解説(3)
バファリンプレミアムのレビュー
私は市販薬の解説記事を書く前に、メーカーやアマゾンのページで情報収集してから取り組んでいます。
しかし、何かおかしい。
アマゾンページに本来あるはずの、購入する際に参考にする「アレ」がないことに最近気がついた。
たまたまないのかな(それもおかしいが)と気にしていなかったのですが、イブやバファリンは解熱鎮痛剤のトップブランドです。
やっぱりどう考えてもおかしいし、不自然です。
イブにもバファリンにも、レビューがないのです
調べてみるとどうやら法律で規制されたらしい。
頭が痛いのに、熱があるのに、思考が低下している状態であの無味乾燥の文字の羅列を読んで判断しろというのか。
厚労省はなかなかに厳しいことを仰います。
一方でビタミンやサプリなどの健康食品はレビューが5千も1万もある。
ではイブやバファリンとビタミンやサプリの何が違うのか。
薬か、薬でないか
ビタミンBとかCとか亜鉛とか、健康に良いとされる栄養を補う成分は薬ではありません。
体に影響を与える「薬」ではないから厚労省は何も言いません。
改めて薬のすごさ、その影響力の大きさを再認識できたのはいいですが、それにしても困った。
バファリンプレミアムの、
・クイックアタック錠ってどれくらい速く溶けるの?
・イブプロフェンとアセトアミノフェンのダブル処方って実際どうなの?
・アセチル尿素って本当に眠くなるの?
メーカーやアマゾンのページではわかりやすく説明されていますが、実際の効果は実際に服用した「ユーザー」しかわかりません。
そのユーザーの声に厚労省は現在規制をかけています。
何とかユーザーの声を知る方法はないものか。
答えはあっさり見つかりました。
エックス(旧ツイッター)です
(noteでも検索しましたが、参考になる意見はありませんでした)
バファリンプレミアム、評判は上々のようです。
すぐ効いた
よく効いた
こうした声が多数寄せられています。
同様の成分、量を持つイブクイックも同じように検索しましたが、同じような検索結果が出ました。
こうなるともう「派閥」ですね。
あなたはイブ派?
それともバファリン派?
バファリンは生理痛にも効くの?
●バファリンルナi 20錠参考価格715円
以下成分2錠中
・イブプロフェン130mg
・アセトアミノフェン130mg
作用は痛みを抑えるとともに、熱を下げます
・無水カフェイン80mg
作用は痛みを抑える働きを助け、頭痛を和らげます
・乾燥水酸化アルミニウムゲル70mg
(以下アルミニウムゲル)
作用は胃粘膜を保護し、胃が荒れるのを防ぎます
・用法用量、その他
1回2錠、1日3回を限度とする
空腹時はさけて、服用間隔は4時間以上おいてください
5、6回服用しても症状がよくならないときは服用を中止して、医師や薬剤師にご相談ください
長期連用しないでください
●バファリンルナj 12錠参考価格770円
以下成分1錠中
・アセトアミノフェン100mg
作用は同上
・用法用量、その他
15歳以上1回3錠
11~15歳未満1回2錠
7~11歳未満1回1錠
それぞれ1日3回を限度とする
その他同上
そして大事なバファリンルナシリーズを使ってはいけない人たち
・バファリンルナシリーズによりアレルギー、ぜん息を起こしたことがある人
・(バファリンルナiのみ)15歳未満の小児、出産予定日12週以内の妊婦
その他注意事項は各自でご確認ください
バファリンシリーズは豊富なラインナップ
同様の成分、成分量がある商品でそれぞれを比較してみます。
●バファリンルナj
・価格
バファリンルナj 12錠770円
リングルN 20錠935円
・用法用量
15歳以上はどちらも1回3錠、1日9錠
ルナJは4回(12錠)服用で終了
リングルNは6回(18錠)服用で終了
大人が使うには少し足りないか。
・年齢制限
リングルNは5歳から、ルナJは7歳から服用できるが同一成分同一量でなぜ服用年齢が異なるかは不明。
・成分
アセトアミノフェンはどちらも1錠100mgだが、リングルNは無水カフェインが入っている。
大人も飲めるからその配慮か?
・飲みやすさ
ルナJは水なしで飲めるため、場所を選ばずに服用できる
これは大人にとってもありがたい。
●バファリンルナi
・価格
バファリンルナI 20錠715円
バファリンプレミアム 20錠1078円
・成分
鎮痛成分はどちらも同じ。
違いはルナiにはアセチル尿素(別名くせになる睡眠薬)が入っていない。
日中にの飲むならルナiで、睡眠前に飲むならプレミアムなど使い分けが必要か。
・効きやすさ
プレミアムはイブプロフェンが速く溶けるクイックアタック錠を採用しているので即効性がある。
イブシリーズは主成分がイブプロフェンなので15歳以上からの服用に対して、バファリンシリーズはこのようにアセトアミノフェンを商品ラインナップに加えることにより、使える年齢から鎮痛作用など明確な差別化を図っています。
今後が楽しみなブランドだと、私は理解しています。
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