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王道と実践のマーケティングを学ぶ!

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デジタルマーケ、アナログマーケに拘らずに、今の時代に実践すべきマーケティングのエッセンスを紐解いて、もう一度、王道マーケッター復権の時代を目指します。
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#ビジネスモデル

DX推進を阻むのか?あなたの会社の“ユニット勢力図”【第一回】

様々な企業のデジタル化の支援をしていると、どうにも厄介な問題にぶち当たることがあります。一人一人のスキルが…とか経営者の質が…とかのレベルではなく、事業を常に改革してゆくミッションバランスと意思決定の歪みの問題です。 筆者の仕事観点で見ると、目の前のクライアントのデジタル化がどうにも進まないという危急の問題。しかし周囲をマクロ視点で眺めてみると、日本社会全体や各種団体の津々浦々に広がる組織文化の問題だと気が付くのです。 今回はそれをちょっとモデル化してみたいと思います。

ファッショントレンドのしくみと業界構造 その1

ファッションの流行ってどうやってできるの?誰かが作ってるの?誰かが流行らせてるの? 一般のヒトはその辺のしくみがわからないらしい。ということで、長年ファッション業界で仕事をしてきた筆者が簡単に解説してみる。 以下、ファッショントレンド発生と伝搬のメカニズムだ。 ①流行色をインターカラー(国際流行色委員会:INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR)が選定。これが当該シーズンの2年前。 JAFCAより転載 ➁主にパリを中心としたスタイリングオフ

マーケッターって『生き方の定義』だ。

マーケティングという言葉は昔から使われていて、昨今は例えば『デジタルマーケティング』という文脈で良く使われる。でもなんか、そもそもその語感が持ってたニュアンスというか意味合いが変質してしまった気がするのは僕だけだろうか? 僕(あと一か月で56歳)の新卒の頃、マーケッターと自負する上司が居た。その時代のマーケッターって意味合いがもの凄く広くて、一言で言うと仕事のスタンス…もっと言うと生き方のスタンスみたいなニュアンスがあったように思う。みんな探求心が強くて、気づきを常に求めて