「装丁は書籍の顔」-『Go to Togo』の発刊まで① / のろしがあがるまで vol.1

ひとり出版社・烽火書房の発刊する書籍が、読者の皆さんに届くまで。その記録を残していきます。

しばらくは、烽火書房の初の本格的な出版になる中須俊治 著『Go to Togo』について書いていきます!

いま現在、2020年の3月になったところで、発刊はおよそ一ヶ月半後。そろそろ詰めの段階です。けっこう忙しいですね。

ぎりぎりのスケジュールで制作を進めてますが、これからまだ、

表紙の確定、取次さんとの契約、アマゾン取得、入稿、はじめて仕事を一緒にする印刷会社さんとの制作、書店さんへの営業、全国出版ツアーと、出版社として初めての発刊ということもあり盛りだくさん。なんで、貴重な記録になるんちゃうかなと思っています。

今回は、表紙の確定に向けて、制作を進めていることについて書きます。

たくさんの本のなかから、選んでもらうために

本の編集という仕事はこれまでもやってきたんですけど、商業出版ははじめて。しかも、自分の出版社としてです。いままで意識しなかったことを考える必要があります。

①とにかく、読者が読みたい購入したいと思わせるフックとして装丁をつくること

②定価にたいして適切な原価になるよう仕様をコントロールすること

③カバー、表紙など、流通するための強度を確保すること

④売り文句の入る帯をつくること

が課題やなと。

一般の読者が、月に何冊の本を買ってくれるのか、それを考えると身が引き締まります。SNSでチラっと映るのも、本屋さんでパッと目をひくのも、まずは装丁です。

中身が良くて広報が成功すれば、装丁が普通でも売れる可能性はあるのかもしれへんのですが、その本の価値と属性をハッキリ示す必要があります。装丁にはそんな力があると思ってもいます。

装丁は、チラシともウェブとも違います。それぞれにそれぞれの難しさがありますね。装丁は、表紙だけで明快に要素がわかる必要があるし(タイトルがなにで、著者はだれかとか)、製本、紙、加工なども加味して考えないといけない……。

今回は『Go to Togo』というタイトルは先に決まっていて、その題をどのように表現するかがポイントでした。

おおよそ決まった仕様とデザインの方向性では、クラフト系の板紙を使い、鮮やかな服をまとった人々の生活を一筆書のイラストで表現します。

主な舞台となるトーゴ・パリメはまだあまりコンクリート鋪装されていないため、地面は、土です。現地の写真をみていて、鮮やかな服が茶色の地面とのコントラストで映えて見えたことから着想しました。

帯は白系の紙を使い、クラフト紙との異なった質感と色合いで、バランスのよさをとろうとしています。

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ひとり(じゃなにもできない)出版社「烽火書房」立ち上げ中の編集者。弱くても、届くべき人に必要な時に届く烽火(のろし)のような本をつくりたい。 趣味で始めた手製本のこと、Kindleデビューして読んでるコミックのこと、編集や本づくりにまつわること、フリーランスのことなど。
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