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稲刈りまであと4日。

大雨で稲が倒れました。

例年の異常気象。

あと少しで収穫だ!今年は豊作になる予感がするぞ〜。と思っていた矢先の出来事でした。
長く続いた大雨で少しずつ倒れていく稲。
この段階ではできることが無い。もどかしい気持ちで雨が止むのを待っていました。

気象状況は過去に無いレベルのことが頻繁に起きています。異常であることが通常になって来てる。地球環境が目に見えて変わってきてることを感じる人々が増えて来ています。たくさんの人々が行動を変えるようになってきていますね。できることをひとりひとりがやっていく。環境問題について学んだことを共有して知識を広げて行動していくことが大切だなあと感じています。

さて、倒れた稲をそのままにしておくと虫が湧いたりしてご近所の迷惑になってはいけないので、稲同士を縛って起き上がらせていきます。
とても大変な作業です。

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田んぼがしっかり乾かないと稲刈りできません。
まだ湿っているのですが、倒れている稲を起こすことで田んぼが見えました。太陽の光が当たることで、そこから水分が蒸発していきます。
水はけの良い田んぼが良い田んぼだと言われる所以です。

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水はけをよくするために、溝を切っていきます。
こんな機械を使います。

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前輪が溝を掘りながら進みますので、後ろ側にある金属のパーツを田んぼに押し込み、溝をしっかりつけていきます。
割と力仕事で、一日やるとちょっと筋肉痛になってしまいます。
田んぼの周囲をぐるっと周った後は、田んぼの中にも1〜2本の溝をつけていきます。

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家族で協力して少しずつ取り組んでいきます。
完璧にはできないけれど、できることをコツコツと続けていく。それしかありません。

今年の倒伏で気がついたこと
・水はけの悪い箇所が倒伏している
・ヒエが生えていないところが倒伏している
→水はけが悪いと常に水が抜けない状態が続いてしまい、稲の根っこが深く伸びない。
→深水のところは除草機の効果が高いのでヒエの除草はしっかりされている。だからより実が入って重たくなり倒伏しやすくなる。
→ヒエが稲の倒伏を支えてくれたところもあった。
(結論)
・田んぼの高い低いをなくして均一にし、水位が一定の水はけの良い田んぼ作りが大事!

毎年たくさんの気づきをくれる自然に感謝です。
一緒に取り組んでくれる家族に感謝です。
あたたかく見守ってくれているご近所のみなさんに感謝です。
そしてふくふく米を楽しみにしてくださっているみなさんに感謝です。

今年の稲刈りは今週の土曜日からしたいと思っています。
あと4日。
天気予報だと木曜日くらいに雨マークが小さくついていました。あまり大降りにならなければいいなと願っています。

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みんなの想いで実ります。

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