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大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう! Vol4. 山上環(AONIWA代表)

こんにちは!
シゴト場カケルオンラインメンバーのすーです。


シゴト場カケルは、鳥取大山(だいせん)を拠点にした紹介制のシェアオフィス、さまざまなメンバーが集まる場です。今回は新しいインタビュー企画「大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう!」の第四弾です!

上の図のように、「小さな投資プロジェクト」に手を挙げて「カケルチャレンジャー」になると、様々なスキルを持ち、様々な活動をしているカケルメンバーに相談することもできるんです。


カケルメンバーへのインタビューでは「大山」に関わる質問を通して、改めて「大山」や「カケルメンバー」のことを少しだけ浮き彫りにできればいいな。


インタビュー企画第四弾はAONIWA代表山上環(たまき)さんにお話を伺いました。
芝畑のレンタルスペース「スカイテラス大山」のこと、「リモートミニ四駆」のこともたくさん。鳥取大山の可能性を感じるお話いっぱいです。
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カケルメンバーインタビュー:たまき

ー何がキッカケで大山とかかわりはじめたのですか。

たまき:岡山で営業マンとして働いていて30歳で鳥取大山にUターンしてきました。芝農家継ぐぞ~って感じではなくて「芝畑の風景に癒されたい・芝生があって見晴らしがよくて、っていう景色を残したい」と思って戻ってきていて、今は三代目芝農家としてAONIWAを経営しています。


ー鳥取大山はどんな場所だと思いますか?


たまき:一言でまとめると可能性の素材がたくさん存在する場所だと思っています。人それぞれがちょうどよいところに落ち着けるのは、受け入れ側の懐が広いからだと思います。


すー:
色々なお仕事や活動をなさっている方たちが鳥取大山には点在していてしかも緩いつながりもあって、どこから来た人に対しても全体的にウェルカムの度合いが高い・・・。だからしっくりくるところに落ち着ける、私もそう思います。

ー今、鳥取や大山で進めているプロジェクトはありますか?プロジェクトに関わりたい人は募集してますか。

たまき:鳥取大山にUターンしてくる前に、大山町の「総合化事業計画づくり」という集まりに参加していた時に、10年後の町内の産業はどんなふうにしていきたいですか、というテーマがあって、その時から「農業のテーマパーク。食べなくても楽しめる農業」があったらいいなって思ってましたね。その頃から今までずっとそのスタンスで来ています。プロジェクトではないのだけれどやっていることといえばそれですね。

すー:たまきさんはいろんなお仕事をなさっているイメージだったのですが・・・。

たまき:そうでもないですね。芝生出荷をメインに芝に紐づく仕事を増やしている感じです。Uターンしてきたから農業を始めたのも遅めで、それだとずっと親元で修行してきた人には農業の経験値では勝てないじゃないですか。なので、芝生の見せ方とか売り方で勝負するしかないなと。

(芝農家の仕事を)発信している人もいなかったし、芝生を芝生(出荷)の用途以外に使おうという人もいなかったので。それに僕は芝畑の景色に癒されたくて大山に帰ってきたので、景色を活かす何かができないかとずっと考えてたんですよね。芝畑という場所を何かに使ってもらえたらな、っていうもやもやっとした構想を持っていた。

その構想をちょうどうちに働きに来ていたまーしーに見せていて、そしたら地域おこし協力隊で大学の後輩のうさぴょんがたまたまドローンの飛行場にできる場所を探しているってことで用途がつながっていった感じです。まーしーが来てから1年後だったからすごいタイムリーだったんですよ。

その秋にドローンの学校が開設されて、じゃあレンタルスペースとしてほかにも芝畑をイベントとかで使ってもらえるんじゃないかなって。

使う人に色々用途を考えてもらったら芝生の新しい付加価値が見つかるんじゃないかと思ってざっくりとしたレンタルスペースを始めたのが「スカイテラス大山」ということなんです。

すー:たまきさんならではの芝農家としてのアプローチですね。

たまき:そう、切らなくてもいいじゃないですか!芝を!通常の芝畑の仕事をしながら芝生を切らずにできることってレンタルスペース化しかないなって。切らずに収益化。

売り方の一つとして個人向けに通信販売もしてるんですけど、そういう時お客さんが実際芝生を買われた後にどうやって芝生スペースを使うのか、レンタルスペースをサイトとかで見て「キャンプ好きだから芝生の庭にテント張ろう」「芝生の上でバーベキューしよう」って用途のイメージが湧いたらいいなって。販売促進のためのレンタルスペースですね。

景観を守りたいからだけではなくて、高齢化する労働力も減らして事業の持続可能性を高めるためにも、レンタルスペースで見える畑を実現することで、芝生の可能性を広げて、通販でも売れる価値ある芝生へと繋げていくことで、出荷量を抑えながら売り上げを確保していけるようにしています。

すー:お仕事のスタンスそのものが、これから鳥取大山に来てなにか始めようという方のヒントになりそうです。

夕暮れの芝畑
トマシバの夜



リモートミニ四駆と芝畑~

すー:たまきさんといえば「リモートミニ四駆」の人というイメージもあるのですが、そのあたりもお聞きしてみたいです!

たまき:リモートミニ四駆は2020年くらいから始めてます。はじめはちょうどコロナ禍で。当時「なわほ(大山町の地域自主組織)」の会長だった方がなわほに二つくらいコースを持ってきて息子さんと一緒にミニ四駆をしていたんですよ。それで僕も懐かしいし面白そうだなと思って押し入れからミニ四駆を引っ張り出してきて・・・。ほかの大人も懐かしくて参加者も増えていく中でミニ四駆の大会の情報探してたらコロナで大会がなくなっている!!それで「大会なかったら面白くないから大会やろう!!」って。

県内外問わずミニ四駆に復帰した大人たちがめちゃめちゃ多いことがわかったんだけど、走らせる場所がない。でもよく考えたらミニ四駆ってスイッチ入れたら走るよな~。誰がスタートさせて走らせてもいいよな~。じゃあ、ミニ四駆は出場者に送ってもらってリモートで大会やろう!!!ってなってた、それが「リモートミニ四駆」の始まりなんです。

すー:配信のYouTubeがすごく面白いですね。ビューンて飛び出して行って勢いでコース外れちゃってまた戻したり。(実況のたまきさんの声がまたイイ)

たまき:マシンを送るってことは試走なしで妄想という全員同じ条件で部品とかのセッティングをするからそれが面白くて。それに送っておけばレースしてもらえるからその時間はどこか出かけていてもいい!後で配信見てどうだったかなーって。

だからコロナ禍終わっても「リモートミニ四駆」は定着しましたね。全国の有名な人、例えばマシンを芸術的に仕上げることで有名な人とか、めちゃくちゃ早くて有名な人とか、そんな人ともレースができるのもリモートの良さだと思います。

芝生の上のコースだとレーンを外れたマシンがあまり遠くまで行ってしまわないし壊れにくいのでそれもいいですね。

すー:その配信の経験が、「車→怪獣」でティラノサウルスレースの配信にもつながっているのですね!

たまき:あと、これから「芝生を取り入れたミニ四駆のコース」を作ってみたいなと思ってます。

集結したミニ四駆inトマシバ

ー最後に…!この相談ならお任せください!ってことを教えてください!


たまき:「これがしたい!」って決まっている人がいたら、そのスタートの具体的な方法のアイデア出しとかイベントとか人と人のマッチングのお手伝いができます!一見突拍子もないようなアイデアであってもこの事業するならこんなことしてみたらいいよねっていうものが出せると思います。


ぼくは何かやりたいっていう人がいたら、基本できないとか思わなくて、できると思うしもっとこうしたらできるんじゃない?とかそういう考え方なので。やってみてからダメかどうかは考えたらいいので。

ぼくみたいに簡単そうにやってる人がいたほうがいいんじゃないかなって。失敗しないとわからないから失敗する前提でやったらいいと思います!!

話し手:山上環(AONIWA代表)
聞き手:鈴木雅子(シゴト場カケルオンラインメンバー)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です


今回のインタビューでは、たまきさんがUターンしてこんなお仕事・こんな活動をしている!ってことがそのまま、これから何かにチャレンジするなら鳥取大山でやってみたらいいよ!ここならきっと何かできるからやってみよう!という応援になっている・・・。鳥取大山での生き方を体現している・・・。そんな気がしました。


シゴト場カケルでは、皆さんの挑戦を一緒に考えて笑顔で後押ししてくれるカケルメンバーが、挑戦する皆さんをお待ちしています。

引き続き、小さな投資PJでは、「カケルチャレンジャーとして何かやってみたい!(挑戦メンバー)」「鳥取や大山でチャレンジする人をサポートしたい!(寄付メンバー)」という方を募集しています!ぜひ興味あれば、下記ご覧ください、あなたにお会いできるのを楽しみにしています!
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