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オンラインイベント【敬語はこれで委員会】について 2020年8月21日

 こんにちは。自称「委員会の女」神垣です。

 諦めちゃダメですね・・・

 昨日は、初の【敬語はこれで委員会】を
 19時30分から開催しました。

 参加者は5名、全員女性で、ほとんどリモート女子会のようでしたが
 「敬語」をテーマに“深イイ”話ができ、有意義でした。

 この会を発案したきっかけは
 15年の間、メルマガで気になる敬語の使い方について
 繰り返し取り上げているのに、

 世間的には奇妙な敬語がどんどん広がっていて
 異を唱える者が少数派になっている……

 フリーランスのわたしがそう思うくらいだから
 会社勤めの方々は、もっとそれを実感し、肩身が狭い思いをしているのでは?

 ならば、少数派が集い、敬語にまつわるモヤモヤを語り、
 吹き飛ばそう、と思い立ったからです。

 「言葉は生き物」と言われるとおり
 時代とともに変わっていくもの
 ということは分かっています。でも

 人が使っているから何となく、と感覚的に敬語や言葉を使うのではなく
 本来の意味、用途を知ったうえで(つまり、正誤・良し悪しを理解したうえで)、
 自ら「選んで使う」ことが大事なのでは? 

 ということに
 昨日の【敬語はこれで委員会】でたどりつくことができました。

 少数派だから、と遠慮したり、諦めたりするのではなく
「この使い方はおかしい」「こう書き直せばいいのでは?」
 と発信し続けていこう、という勇気がわいてきました。

 社内の上司に文章チェックを受けてきた経験を、
 今は自分が後輩に対して行っているという20代の参加者の話を聞いて

 そういう風土がなくなりつつある昨今、
 人から人に伝える習慣を守ってほしいと切に願うとともに、
 頼もしさも感じました。

 学生を指導する参加者からは
 一文に「~させていただきます」を多用した文章を
 がっつり削除して添削しした文面を見て
 こんなに削っていいのかと不安顔になる学生の話も興味深かったです。

 若い世代は
 「~させていただきます」を多用することが
 相手への敬意・誠意を伝えると、
 至極真面目に捉え、良かれと思い使っている……。

 だとしたら、彼らを指導する上の世代が
 敬語を含む言葉の使い方をもっと本気で伝えていかなければ
 と改めて感じました。

 敬語は不要、面倒と排除するより
 使いこなせる人になりたいですもんね。

 「役所ならではの言語感覚」
 「社風を反映する言葉遣い」
 など、多岐にわたるテーマに話が広がり
 面白かったです。

 雑談感覚で話せたのが良かったのかな。

 楽しかったので
【敬語はこれで委員会】は月一程度で
 継続開催していきます。

 途中参加、途中退出、聴くだけ参加もOKです。

 興味がある方、敬語にモノ申したい方
 ぜひ、ご参加くださ~い。


 昨日、話題にのぼった書籍を参考までご紹介。

 野口恵子 著「バカ丁寧化する日本語 」

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(2020年8月21日 VOL.3613 配信 メールマガジン あとがきより)

#メルマガあとがき


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