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詩吟の活動で今一番やりたいこと

こんにちは、heyheyです。
今日は「詩吟の活動で今一番やりたいこと」について話します。

結論から言うと「アクティブシニア層向けのオフライン型詩吟体験講座」です。

つまりは「老人ホームやデイサービスなどで、元気な高齢者向けに詩吟の講座をやる」というものです。

傍から見ると、「普通のことだよね」と思えるかもしれませんが、僕は数年間の詩吟の発信活動を通じてようやくここに至ったので、その理由について書き記します。


1.オフライン活動はできるだけ避けたかった

詩吟の発信活動を始めた当初は、直接的な詩吟講義といったオフライン活動を避けていました。

というのも、オフライン活動はオンライン活動(YouTube発信、音声配信、note執筆等)と比べてメリットは多くないように感じていたからです。

  • 伝えられる人・見てくれる人が少ない(オンラインと比べて)

  • 相手と時間を調整する必要がある(超重要!)

  • ストック性が弱い

  • 拡散性が弱い

また、そもそも「全く知らない人を相手に詩吟の講義をする」ということ自体にハードルが高いとも感じていました。

だから、まずは一番ハードルの低い「詩吟の音声配信」から始めたのです。
最初はstand.fmで。途中からAnchor(現 Spotify for Podcasters)を使って多面的に配信を始めました。

気が付けば1000回以上配信していますね。笑

「継続は力なり」とは言ったもので、試行錯誤しながら音声配信を続けてきた結果、少しずつ状況や考え方が変わっていきました。

2.音声配信➡YouTube発信に変わった

音声配信を続けていくうちに、YouTubeも意識するようになり、YouTubeで音声+スライド形式の動画を配信するようになりました。

もちろん音声配信は継続してはいるのですが、メインはYouTubeになりました。具体的には、スマホで収録した音源を元に、Canvaで内容をまとめたスライドを作り、簡単な動画を作り、それをYouTubeで発信しています。

特別な有料ソフトを使うわけでもなく、無料の「Cap Cut」というソフトでサクッと作れるので、動画1本あたり20~30分あれば編集~アップロードまで簡潔するお手軽さです。

ただ、このひと手間を加えるだけで、全然違ってきました。

音声配信は、2020年の頃から現在に至るまで、(詩吟を扱っているのが一番の理由でしょうが)本当にニッチなのです。
つまりは、聴いてくれる母数がそもそもめちゃくちゃに少ないのです。

だから、1000回配信を続けようとも、聴いてくれる人がstand.fmであれば400人くらいで頭打ちとなり、ここ1~2年間くらいほぼ変わっていません涙

一方、YouTube配信の方は全然違います。

配信をする度に毎日着実にチャンネル登録者数が増えていき、配信回数は(メイン向けは)400回ですが、現在は2000人を超えました。

再生回数も、平均でも数百回で(音声配信は10~100回が普通)、多いものは数千回~1万回くらいになります。びっくりです。

よく見られている動画を3つ並べておきます↓

発信場所を変えるというのは、本当に重要だなと感じました。

また、それによる効果も感じたのですが、その前に「音声配信から得られたこと」について先に書き記します。

3.コアなリスナーからの一言でオンライン詩吟教室が始まった

「音声配信は全然聞かれない!」
と先ほど言いましたが、メリットが無いわけではないのです。

「聴いてくれる人は本当によく聞いてくれる」
というのが大きなメリットです。

stand.fmではコメント機能やレター機能を使って、配信者にメッセージを送ることができるのですが、ここに1つのコメントが来ました。

「オンラインの詩吟教室ってされないんですか?」

オンライン詩吟教室を全く考えていなかったわけではないのですが、以前に「いつかやってみたいなぁ」と音声配信でつぶやいたことがありました。

その配信から2~3ヶ月経っても、僕がなかなか実行に移せないのをリスナーの方が発破をかけてくれたのです笑

それを受けて、まずはその方と、stand.fmを使ってマンツーマンで始めるにしたのです。具体的なやり方としては

  1. 詩吟をスマホに収録する

  2. そのデータを私のメールアドレスに送る

  3. その音源を聞いて、私が返信内容(音声)を収録する

  4. stand.fmの「限定公開機能」を使ってアップロードします。

  5. 限定URLをその方に伝える

こうすることで、他の方に見られることなく、プライベート的に詩吟のやり取りができるのです。とてもシンプルですが、アーカイブがstand.fm上に残るのが良いです。

ここで数回のやりとりをして、実際に少しお金を頂くようになり、Fancloveとういうサイトを通じて複数人を相手にオンライン上の詩吟教室を始めることにしました。(※Fancloveでの詩吟教室は現在やっておりません)

この経緯が無かったら、「自分が詩吟を人に教えるなんてとてもとても…」と中々行動に移せていなかったでしょう。

今でも少しドキドキしながら人に詩吟を教えていますが、ドキドキしながらでも教えてきた「回数」そのものが僕の自信になっています。

4.YouTubeメンバーシップ機能で「オンライン詩吟教室」を始めた

YouTubeでは、チャンネル登録者数等が一定の条件を満たすと、収益化だけじゃなく、メンバーシップ機能が使えるようになります。

僕もチャンネル登録者数が1000人を超えた時に使えるようになったので、これを活用して「YouTube詩吟教室」というものを始めました。

といっても、やることはこれまでとほとんど同じです。

メンバーシップに入会された方にメールアドレスを伝え、そこに詩吟を収録した音声を送ってもらうのです。
その音声に対してアドバイスの収録をして、動画としてメンバーシップの方しか見られない場所に動画を投稿します。

こうすることで

  • 自分の吟が他のメンバーシップの人に見られるという小さな緊張感

  • 他の人へのアドバイスも見れるという客観性の鍛錬

  • アドバイスすればするほど動画がストックされるというストック性

といったメリットがあります。

気が付けばメンバーシップは現時点で18名になり、限定投稿動画も70件以上になりました。

メンバーは30代~70代まで様々で、男女比は約半々、詩吟歴は数ヶ月~20年以上と、見事にばらけています。さらには海外在住の方も!
バラバラ具合が最高ですね!笑

5.新しい活動フィールドが欲しくなった

この他にも、Kindleの電子書籍を出版したり、note執筆などオンラインでできることを色々とやってきました。

ここまでやってきたことで、ようやく「活動範囲をもう少し広げたいなぁ」と思えるようになったのです。

このタイミングで、オンラインサロンで知り合った方と話すきっかけがあり、「オフラインの活動をしてみたらどうですか?」というアドバイスをもらうことになりました。

しかもその根拠が、自分にとっては沢山あって、「もう、これはやってみるしかない!」と思えるほどだったのです笑

人との出会い、人との会話はセレンディピティで溢れてますね✨

6.若い頃の自分の経験や今のスキルが活きてくることに気づいた

会話の中で自分の過去の経験について深堀りされました。
すると、色々とやってきていたことに気づいたのです笑

  1. 中学生のとき、ホームステイを受け入れていた実家で様々な外国人の前で詩吟を披露して喜んでもらった

  2. 高専生のとき、叔父が務めているデイサービスで詩吟リサイタルを行った

  3. 大学生のとき、詩吟で知り合った居酒屋経営者と共同で、「酒と詩吟を楽しむイベント」を企画して大学生やサラリーマンに詩吟を楽しんでもらった

  4. 社会人のとき、ゴスペルを通じて知り合ったNPO法人の方に自分から掛け合って、障がい者向けの音楽イベントの中で「詩吟体験講演」を行った。

色々やってきていたんです。
でも、人と話すまですっかり忘れていたのです。

さらには、今の自分の本業も繋がっていることに気づかされました。

僕は本業ではインフラ関係の研究&広報という特異な業務を担当しています。その中で、月に2~4回程度の見学会があり、自治体や事業体の方に向けてガイドを務めています。

見学会は1回あたり2時間で、建屋内の様々な施設を、専門的な言葉を分かりやすくかみ砕きながら、時折笑いを混ぜながら説明しています。話すのが好きなんです。

これらの経験やスキルを踏まえると「あぁ、もうやるしかないじゃん!」となったのです。笑

ずいぶん遠回りをしましたが、遠回りをしたからこそ、迷わず行動できているのだと思います。

7.今だからわかるオフライン活動のメリット

オフライン活動を避けていた当初では気づかなかったメリットが、今では気づけるようになりました。

  • 人前で講演するからこそ、生の反応というフィードバックが得られる

  • 「〇〇で講演を行った」という分かりやすい実績が信頼を高めてくれる

  • 信頼は、活動フィールドをさらに広げてくれる原動力になる

サラッと書きましたが、どれもとても大事で、今の自分には得難いものばかりです。

詩吟の発信は好きですし、YouTubeのチャンネル登録者数が増えていくのは嬉しいです。

でも、この活動を5年10年続けていけるか問われると、自信はありません。未来がどうなっているかなんて全く分からないのです。

だから、それこそマグロのように動き続ける姿勢こそが重要であり、今の自分に必要なのはオフライン活動だと思うのです。


・・・と、偉そうにオフライン活動について語りましたが、今はまだ絶賛営業活動中です!!ただ、営業努力の甲斐あって、少しずつ反応をもらえているので、現在進行形でオフライン活動を頑張っていきます!!

今日はここまでです。
ニッチな内容を最後まで読んで下さり、ありがとうございました!


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