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デジカメ話 1 はじめに

写真とはなにか?

日本語で【写真】は「真を写す」と書きますが
英語では【photograph】と書きます。

【photo-】は「光の」
【-graph】は「かかれたもの」という意味で、
直訳すると「光画」ということになります。

本来原理的、科学的な意味を含んでいた【photograph】が
【写真】という感覚的、精神的な言葉に変換されてしまったというのは
なかなか興味深いところです。
原理や仕組なんてどうでもいい、とにかくこれはヤバイぞ!
という当時の日本人の感性を想像してしまいます。

さて、写真を原理的な側面からもう少し見ていきましょう。

アナログカメラではレンズを通して光を集め、フィルムに焼き付けます。
光が多い(明るい)部分のフィルムは黒く焼け
光の少ない(暗い)部分のフィルムは焼けずに残るので
白黒が反転したネガと呼ばれるフィルムが出来上がります。

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このネガフィルムを、もう一度印画紙という紙に焼き付けることで
写真は作られていました。
(つまり、反転したものを、もう一度反転させるわけです)

授業で扱うデジタルカメラは
フィルムの代わりに、CCDというセンサーを使われていて
撮影後にすぐ記録したイメージを見ることが出来ますが
レンズを通して光を集めて、イメージを記録する
という仕組みに関しては、ほぼ同じであると考えて良いです。

まとめると、
写真とはレンズを通して集められた、光の量を記録したものである。
と言うことができます。

次は実際にカメラを使って、写真を撮影する場合、
どのようなことに気をつけるのか、見ていきたいと思います。