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ママ産後のパパの役割

育休中にママ友と話していると、産後にパパが協力してくれなかった、という話をよく聞く。「出産時も出張中だった」「夜のミルクも私が全部やった」といった具合に。ママは当時のこのことを厳密に記憶しているが、パパは忘れている場合が多い。

骨格の形や内臓の位置が変わるほど過酷な妊娠期、激痛を伴う出産を終え、ママたちは息つく間もなく育児を開始する。

産後はホルモンバランスが崩れ、ママは心身共に不安定な状態となる。いわゆる産後クライシスである。ママの体と心に何が起きているか、パパは理論として知っておく必要がある。母子手帳もしっかり読んだ方がいい。僕自身、妊娠中に急上昇した妻の血圧が産後でガクッと下がっていることを知り、驚愕した。

ホルモンバランスや体の変化に伴う物理的な不安定に加えて、精神的なストレスもママを襲う。ママの方がパパよりも育児や自身についての心配事やストレスが多い。「母乳がでない」「子供の成長が平均より遅い」「体重が戻らない」「髪が抜ける」。。枚挙に暇がない。

パパからすると「別によくない?」と思うような些細なことでも、ママにとってはストレス源となりうる。ストレス源の少ないパパが主体的に育児、家事を分担し、産後のママの負担を減らすべきである。この時期の女性のストレスはママにも子供にも深刻だ。

「産後、ママが冷たくなった。」「ママがイライラしていて腹が立つ」というパパの意見も聞くが、子供か!と思う。そして、かつてそう思ったことがある自分を叱ってやりたい。なぜママがそのような状態になっているか考えると、パパが今何をすべきか自ずと見えてくるはずである。

パパには妊娠期がないため、子供が生まれた実感を持つには自身が積極的に子育てをする他ない。僕自身、妻と対話を重ね、試行錯誤でやってきた。今でもわからないことだらけなので、これからも妻、子供と対話しながら頑張っていきたい。


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