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日経平均最高値

大学を卒業して社会人になったのは1987年4月。バブル真っただ中。新入社員だったのでバブルの恩恵を直接受けたわけではないが、浮ついている世の中は肌で感じた。

会社の上司と飲みに行って2件3件はしごしても、お金を払った覚えはない。「マハラジャ」「ジュリアナ」ディスコ全盛期でお立ち台でボディコン女子が羽を振っていた。映画「バブルへGO」ではないが、夜の六本木は1万円札とタクシーチケットを片手にかざしてタクシーをとめようにも捕まらない。当時の支店長や部長は老後の心配なく、退職金で別荘が買えた。そんな時代だった。

「失われた30年」ちょうど僕が会社員として働いている時期に、ぴったりとラップする。1989年日経平均38,915円を頂点に、その後の20年はどんどん落ちていく。2008年リーマンショック、2009年日経平均最安値の7,054円…。

2007年勝間和代さんの著書に出合って、積立投資信託を始めたのが2007年、その後すぐに2008年のリーマンショックがあり2009年で日経平均は最安値となる。が、いい意味で考えてみると、安いお金でたくさんの株を購入できたということだ。そしてそこからの15年、2024年2月22日、史上最高値の39,098円をつける。今は35年前の浮ついた空気は感じられない。

今日の日経新聞の記事
『英語の「インベスト(投資)」は「服(ベスト)を着せる」という意味のラテン語が語源だ。「お金を投じる」と投機的な語感が残る日本語と異なり、お金に服を着せて時間をかけて増やす行為をさす。』

僕も投資額は少ないけれど「インベストメント」としての時間を楽しんでいきたいと思う。


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