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『真剣にオモシロイことをやれ。』伊集院静

4月1日、多くの会社では「入社式」が行われ、新社会人が誕生する。

毎年楽しみにしていたのが、日本経済新聞に掲載されていた、サントリーの新社会人向けのメッセージ広告。伊集院静さんの執筆だ。

『伊集院静さんは昨年11月に逝去され、今回は、第1回の原稿を改めて掲載し、伊集院さんからのメッセージ広告の最終回とする』とあった。

いつも、心に残る熱いメッセージが伝わってくる。

何年か前のメッセージに
『真剣にオモシロイことをやれ』があった。

『・・・・
何をやるにしても、すべて初めてのことだ。
失敗だらけの日々になるに決まっている。
・・・・
失敗と後悔はいつも仕事の隣にある。
そうなんだったら、君は君のやり方をして欲しい。
・・・・
面白いぞ!と思うことをやるんだ。
・・・・
ハチャメチャでもいい。
オモシロイことには夢がある。
夢があるから苦しいことも辛いことも耐えられるはずだ。
オモシロイことには光が当たる。
光の中には未来、明日がある。
そう、新しい君たちの手で新しい明日を見せてくれ。
・・・・
オモシロイことのために汗をかき、肩で息をしろ。
・・・・
追い風とむかい風なら断然、むかい風を選べ。
それが生きることを、社会を知ることだ。
仕事に疲れたら、皆で集まって、笑って、君に乾杯だ。』

新しい君に乾杯。
伊集院静

60歳を過ぎてからも『オモシロイこと』を真剣にやっていきたい。
還暦を迎える「第2の新社会人」のオヤジにも響くメッセージだ。

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