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Vol.5【期待していないからサプライズ!】

時代が変わっても変わらない
『営業経験30年の僕が伝えられること』

これまでの営業経験から学んだことを
発信してきたいと思います。

Vol.5【期待していないからサプライズ!】

僕は30歳になる年の1月に明治記念館で結婚式を挙げた。

30年前のことで当時は結構派手な結婚式が流行っていた。
2次会、3次会は六本木でレストランやカラオケスナック
貸切にして大勢の友人たちと大いに騒いで良く飲んだ!

結婚に当たっては多くの人から祝福を受ける。

でもその後の結婚記念日をお祝いするのは
夫婦、家族でする程度がほとんどだろう。

ひとの結婚記念日なんて覚えている人はほとんどいない。

1年後の記念日に挙式をした明治記念館から
予期していなかった鉄板焼きの招待状が届いた。

鉄板焼きがこれまた美味しく店の雰囲気もあり
スパークリングワインで乾杯したことを今でも覚えている。
なんとも粋な計らいだと感じ素直に嬉しかった。

「記念日には1年後のお祝いに効果がある」
これは営業で使わない手はないと思った。

旅行会社の営業ということもあり
友人やお客様からハネムーンの申し込みは
よくいただいた。

親しい友人の結婚式では披露宴の
司会を頼まれたことも何件かあった。

そんな思い出のある友人の結婚式や
お客様の結婚記念日はしっかり手帳にメモしておく。
そして翌年の手帳にはちゃんと引継ぎで
その記念日を忘れずに記入しておく。

そこで1周年記念のお祝いのメッセージや
簡単な贈り物をするとホント!喜ばれた!

そう、親しい友人であってもひとの結婚記念日なんて
覚えていないのが普通だろうから結構これはサプライズだ。

それから、管理職時代のことであるが
支店内に産休・育休をとる社員が結構いた。

子供の出産についても社員の方から
「〇月〇日に0000グラムの元気な女の子が生まれました~~」
などという報告をもらうことがある。

そこで、ちゃんと子供の名前と誕生日と
「0000グラムで元気な女の子」と手帳にメモしておく。

こどもの1歳の誕生日に
「〇〇ちゃん、1歳おめでとう! 1年前は0000グラムで生まれましたね」
などとメッセージでも入れてお祝いすると
とても喜ばれた!

あまり親しくない社員にやると
これはどうかなと思われるけど
でも先方から報告してきた社員については
知っていてもおかしくない情報だよね~~

また、添乗業務などで海外に出る機会はよくあった。

今のようにスマホや携帯電話がある時代ではなかったので
海外からの手書きのエアメールはよく送った。

出張が多い職場だったので
当時は「絵葉書作戦」と命名して
添乗先からセールスの絵葉書を送っていた。

そのころは今と違って個人情報も厳しい時代ではなかったので
年賀状も顧客の個人宅に送っていた時代だから
エアメールも個人宅に出すことができた。

この手書きのエアメールもけっこう喜ばれた。

逆に今は何時でも何処でもメールで連絡が取れてしまう時代だから
「手書きの」エアメールはかえって喜ばれるかもしれない。

ただし個人宅に送れるのは限られた人になるとは思うけど。

社員への気配りは、「全員に」と「公平に」を心がけた
社員の誕生日にはデスクに些細な一輪の花を贈っていた。

一輪の花は金額にしても500円もしない
安い割には効果はあったと思う。

それに社員の誕生日プレゼントは「一輪の花」と決めておけば
プレゼント選びに迷うことなく、ただ花屋に行くだけ
なんとなく社員の顔を思い浮かべて花を選ぶだけ。

若い男性社員には
「君に赤い薔薇はまだはまだ早いからピンクのバラを」
などと言いながら一輪挿しに入れた薔薇をデスクに置いた。

周りの社員もその社員の誕生日に
「おめでとう~~」との声があり
和やかな空気が流れた。

これは一人に始めると社員全員にやらなくてはいけなくなる。

最後の支店にいた時は50名の社員がいたので
忘れないようにしっかり手帳を確かめていた。

数年やっているとたまたま出張などでタイミングを
逸してしまった時などに社員のほうから
「支店長、僕まだもらってないんですけど忘れてませんか?」
などといいってくる社員も出てきた。

まあ、こう言ってくる社員とは、そこそこ人間関係は
できているから心配はしていない
むしろ、その突っ込みにあっぱれでOKだ。

誕生日については別だけど
「ひとの記念日は1年後のお祝いに効果がある」

是非、試してみてください(^^)/

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