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【美食note】『伊達精進懐石 雲外(うんがい)』宮城県松島

仙台から車で高速道路を利用して松島海岸までは40分くらい。

松島は湾に浮かぶ松島のシンボル「五大堂」を背に記念写真を撮り、伊達政宗・伊達家の菩提寺として格式を誇った「瑞巌寺」を見学し、お昼は松島の名庭園「円通院」のお庭を眺めながら食事のできる『雲外』で伊達精進懐石のお食事をいただいた。

年季の入った瓦屋根の門を通り、お庭を抜けて玄関に入る。入るとお香の香りが立っていて、心が和む。

玄関も広く、落ち着いた佇まいの純和風の作りになっていて、小間、広間で13のお部屋がある。畳のお部屋も椅子とテーブルの席なので、ご年配の方や足の悪い方も気にせず食事ができる。

頂いたお料理は「季節の善」税込みで9,000円の懐石料理。

食前酒から始まり、朱色の2段になっている重箱に入っている前菜、お造り、焼き物は鰆と蛤、牛タンシチュー、飯蛸と筍・椎茸・花麩の炊き合わせ、白身魚の揚げ物にフカヒレの入った餡かけ、ご飯とみそ汁、最後に水菓子。

昼から何と贅沢な食事に舌鼓をうった。
宮城の地酒も入り気分はうっとり。食事も雰囲気も満足。食後は広間の窓から眺めた「円通院」の庭園も散策できた。

食事の途中、女将が挨拶に来てくれたのだが、13年前の東日本大震災の時には大きな被害があったが、海岸にある松島の島々が自然の防波堤になってくれて、全壊には至らなかったとの事。

昨日は3月11日、あれからちょうど13年。震災で被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げ、お亡くなりになられた方々のお冥福をお祈り申し上げます。


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