Xマッチのミラー編成について

皆さんこんにちは。
Vtuber扇しげよしと申します。
社会人ゲーマー向けの記事を執筆しています。

皆さんスプラトゥーン3のシーズン2楽しんでいらっしゃいますか。
僕は専らXマッチというモードを楽しく遊んでいます。

本記事ではXマッチをプレイする上でおすすめの武器、逆におすすめしない武器について解説していきたいと思います。

ミラー編成とは

Xマッチは先月11月までメインで皆さんがプレイしていたバンカラマッチと明らかに異なる部分があります。それはミラー編成です。
ミラー編成とはなんなのか、ざっくり説明すると

・自分がリッターを使うと、相手チームにもリッターが編成されてしまう
・味方にローラーがいると、相手チームにもローラーや筆が編成されやすくなってしまう

といったような編成操作システムがXマッチにはあります。

このシステムはフェスマッチ（チャレンジ）と同様のシステムですが、あちらほど厳密に同武器同士が対戦するわけではなく、武器種、射程ごとに分けられたいくつかのグループの中から相手の編成が決まる、比較的カジュアルなミラーマッチとなっています。

武器種のグループ表を引用いたしますので、自分の使っている武器がどのグループに属しているか確認してみてください。一部例外もありますが、ほぼ同グループの武器が相手チームに現れるはずです。

調べてみたけど、Xマッチはだいたい以下のグループごとにミラーでマッチングされるみたい pic.twitter.com/CfcJmpuNes

— さぼて～ん🌵 (@sabot33n) December 3, 2022

バンカラマッチが編成事故のオンパレードなので、S+にあがりたてのプレイヤーの中には「Xマッチは編成事故が少なくて、いい試合ができそう！」と思う方もいるかもしれません。
ですが、似たような編成同士が戦うXマッチでは、編成事故上等のバンカラマッチ以上に個々の実力や武器パワーが試合結果に反映されやすい傾向があり、格差マッチングが起きやすくなっています。

格差マッチングとはどういうものなのか、例えば僕はパブロをメイン武器として使っているのですが、こういったミラーマッチの特性上、ガチホコルールでは多くのステージでパブロを使ってプレイしていません。
パブロは、ミラー相手にローラーを呼び寄せてしまうためです。

このルールではガチホコの進路となりうるインクを塗り返してホコの進行を止めないといけない場面があるのですが、ガチホコショットの塗りに合わせてローラーが攻めてくることが多く不利を強いられてしまうことが多かったからです。パブロVSローラーの編成差により、わずかなカウント差が生まれて負けた試合が多かったので、一部ステージではパブロの使用を諦めました。
ギア構成を見直せば（ボム&スペシャル特化など）希望はあるかもしれませんが、筆を入れていくスタイルのパブロだとわかば、スシコラの劣化かなと思ってしまうステージが多いのが現状です。幸いパブロでホコ防衛が難しいと感じるステージは、ウルトラショットが強いステージが多いので、サブ武器のスプラシューターを使っています。

このようにXマッチにおいては、編成システムの有利不利も踏まえた武器選択をすることがスタートラインだと私は思っています。これからおすすめ武器、おすすめしない武器の紹介をしていきますので、今後の武器選びの参考にしていただければと存じます。

おすすめ武器①　シャープマーカー

編成有利度：★★★★★★★★★　10
打開能力　：★★★★★★★★★　10
射程　　　：★★★★　　　　　　 4
カバー能力：★★★★★★★★★　10
塗り 　　   ：★★★★★★★★★　10

もうこれは言わずもがなだと思います。
特にエリアにおいては、ランキング上位者のほとんどがこの武器を使っています。

• 対前中衛最強のクイックボムを所持しており、削り&カバー能力に優れる

• 超射程SPのカニタンクでオブジェクト管理役の後衛プレイヤーに圧をかけられる

• 上記の理由で打開が容易&抑え維持も9秒間可能

• メインがジャンプ打ちでもぶれない&軽量武器のためギア枠の自由度が高い 

といった特徴があり、走攻守全てに秀でています。皆さんもシャープマーカーを使ってプロ野球選手を目指しましょう！
強ポジを抑えて塗りながら、ボムとスペシャルをはいているだけで、相手は近づくことすらできません！
カニタンク中はリッターの頭抜きと、ジムワイパーの斬撃が弱点とは言えど、相手もだいぶリスクを抱えて挑んできますので、冷静に丸まったり遮蔽に隠れてやりすごしたりしながら対応していきましょう。 

おすすめ武器②　スクリュースロッシャー

編成有利度：★★★★★★★★★　10
打開能力　：★★★★★★★★　　 9
射程　　　：★★★★★★ 　　　　6
カバー能力：★★★★★★★★　　 9
塗り 　   　：★★★★★★★　　 　8 

これも言わずもがなだと思います。SPポイント上昇などによりシーズン1初期よりは弱体化されましたが、いまでも一線級で戦えます。

・塗りの強いサブのタンサンボムを所持しており、スペシャルがたまりやすい
・ナイスダマだけで打開完了できるステージもある。抑えもつよい
・遮蔽物じゃんけんに勝てば、相手を一方的に倒すことができる
・人移動がとても速く、引き撃ちが強い

といった特徴があり、遠近ともに強みを押し付けられる状況下では強いですよね。

更にXマッチでは、相手チームに呼ぶ同武器種（短射程スロッシャー、ブラスターグループ）の中で最も射程が長く塗りも強いので、編成差で勝利しやすいといった利点があります。

弱点をあげるならば、キルタイムが遅いので体をさらしている時間が多く、自分より射程の長い武器には不利かなと思いますが、味方と協力したりポジション取りを徹底してカバーしていきましょう。

おすすめ武器③　スプラローラー

編成有利度：★★★★★★★★★　10
打開能力　：★★★　　　　　 　    3
射程　　　：★★★　　　 　　   　 3
カバー能力：★★　　　　　　 　    2
塗り    　　：★★　　　　　　    　 2

まさかこの武器をおすすめする日がくるとは思いませんでした。

・同武器ではない相手のローラー枠をサブしか投げてこない案山子に変えられる
・選ぶだけで相手の前衛を一歩引かせることができる

といった特徴があり、マジでXマッチだと強いと思っています。浮いた前衛を狩り続けていけばずっと人数有利を取れるのではないでしょうか。意外とギアの制約が厳しいので難しいかもしれませんが、サブ影響軽減や敵インク影響軽減をつむと手がつけられないんじゃないかとも思っています。

弱点をあげるならば、相手のローラー枠以外には普通に処理される確率が高いことと、射程が短いし塗るのに時間がかかるので、打開力が皆無なところですね。SPもバリアですし。自分が倒されると相手のローラー枠がここぞとばかりに攻めてくるので、倒されない立ち回りが大事になってくるかもしれません。何れにせよ前作などで強かった動きとは異なる、新たな立ち回りを研究する必要があると思っています。

また、同じ枠のカーボンローラーデコが打開に長けたサブSPを持っているので、持ち替えができるとルルステに縛られること無くパフォーマンスが出せていいかもしれないですよね。

以上3つが、Xマッチでのおすすめ武器でした。

ここからは、Xマッチには持ってこないほうがよい武器を3つ紹介していきたいと思います。

おすすめできない武器①　スペースシューター

編成有利度：★　　　　　　　　　 1
打開能力　：★　　　　　　　 　    1
射程　　　：★★★★★　 　　　　 5
カバー能力：★★★★★　　　 　　 5
塗り 　　   ：★★★★　　　　　 　 4

もう、この武器に関しては意味がわかりません笑。

・射程はプライムの劣化
・塗りはデュアルの劣化
・ひどすぎる弾ブレ
・加えて遅すぎるキルタイム
　（シューターワースト1位タイ）

感覚としては、クアッドホッパーがもしスライドできなかったらこうなる！って感じの武器です。センサーで味方のアシストがしたい！って方もH3リールガン使ったほうがいいんじゃないですかねって思ってしまいます。H3も決しておすすめ武器ではないですけどね。この武器が出てきて評価上がった感ありますかね。

おすすめできない武器②　ワイドローラー

編成有利度：★　　　　　　　　　 1
打開能力　：★　　　　　　　 　　1
射程　　　：★★★★☆　　 　　 4.5
カバー能力：★☆　　　　　　 　1.5
塗り 　　   ：★★★★★★　　　        6

この武器もすごいですね。

・一振りで広範囲を塗れる→L-ACTでいい
・塗り進みが速くて塗れる→パブロでいい
・長い縦ぶりの射程→ヴァリアブルでいい
・加えて遅すぎるキルタイム
  （横振り、轢きが100ダメージ出ない）

ローラーは塗りが苦手！というイメージとは異なる武器を生み出そうとした結果、こうなってしまったのでしょうか。かなり難解な武器だと思います。シールドかキューインキに特別な思い入れがなければ、ヴァリアブルローラー使ったほうがいいんじゃないですかね。ミサイルは弱体化しましたが、塗り性能は下がっていませんし、強いと思いますよ。

おすすめできない武器③　オーバーフロッシャー

　

編成有利度：★★★　　　　　　　 3
打開能力　：★　　　　　　　 　   1
射程　　　：★★★☆　　　 　　 3.5
（ダメージ範囲は8くらいまではあるが・・・）
カバー能力：★★★★★　　　　　 5
塗り 　　：★★★★★★★★★　 9

正直この武器については冷静に文章を綴ることができないかもしれません。武器の特徴がなにかの劣化とかでは無いのですが、カバーキルが得意な長射程スロッシャー、ブラスター枠として位置づけられているのに、カバーキルが得意では無いという印象が強いです。そして何より

・マッチング相手にエクスプロッシャーを呼ぶ

この時点でもうかなりきついです。遮蔽の裏や段差上下へのアプローチにおいて、有効射程が倍ほど違いますからね。あと使用者のメンタル面の問題なのかもしれませんが、味方にかなり厳しい戦いを強いているケースが多いです。そもそものポジション取りが後ろ気味の人が多く、正直その位置ならエクスプロッシャーかもみじシューターを持ってくれって思ったことしかないです。めちゃくちゃ目立つ位置でバシャバシャしてくれる人だったら心強いです。でもそれならスクスロ持ってくれたらもっと嬉しいなって思うし、実際そう思ってスクスロを使っている人が多いんだと思います。

～最後に～

ここまで、Xマッチの編成ミラーについて説明してきました。
好きな武器、好きな立ち回りでスプラトゥーンを遊ぶことは大事かもしれませんが、自分の武器の選択によって呼び込まれる相手ミラー武器との格差が生まれるので気をつけなければなりません。
例えば水泳だと、自由形競技は競技発足時期は平泳ぎで泳ぐ人がほとんどだったらしいです。そこから背泳ぎのほうが速い、クロールのほうが速いと、泳法の最適化、進化が進んでいきました。現在の自由形競技においては、クロールで泳いでいる人しかいないですよね。その状況を見て「面白くない！自由形なんだからいろんな泳法で泳いでいる人がいたっていいじゃない！」などと言い出して平泳ぎで泳いでいる人がいたとしたらあなたはどう思いますか。ましてそれがメドレーリレーの自由形パートで、自分のチームのアンカーが平泳ぎで泳ぎ始めて負けたとしたら、あなたはどう思いますか。Xマッチでは、適切な武器を選んで戦っていただくことを、私は願っています。