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ペーパーレス化2.0へ

数十年前から1人1台のパソコン時代に入り言われ続けている「ペーパーレス化」

このペーパーレス化は、コロナ禍に直面したことにより、その特性が様変わりしてきているように感じる。

というのも、昨今のペーパーレス化は「紙がデジタライズされる」というアウトプット様式の代替としての効用だけではなく、そもそもの(アナログ、デジタルにかかわらず)"ペーパー"の必要性に変化が起きているように思う。

具体的に言うと、資料そのものが圧倒的に少なくなり、前なら資料を作っていたであろう内容が口頭になるケースが多発している。いかに無駄な"仕事ごっこ"をこれまでしていたのかと考えさせられることさえある。

オンライン会議が当たり前になった時代。しかも、これまでのように準備を伴う会議から、「ちょこっとは話そう」的なディスカッションの会議が気軽に開催できる環境になった。しかも10分、30分といった具合に短時間でも集まれる環境ができた。

なんとなく「会議は1時間」の常識がオンライン会議の常態化により変わったのだ。

これまでの会議資料を使っての"報告会"の終焉だ。

つまり、ディスカッションから生まれるアウトプットこそが真のアウトプットとなることに気づかされたのだ。

さらに注目すべきは、会議中に何らかのアウトプットが求められる時代へ突入していること。

プレゼン力、発言力がいかに重要になってきているかがわかる。

発言できない人は、もはやそこにいる意味もない。

"間"が取りづらいオンライン会議にあって、その場で答える能力「即興力=Improvisation」が問われている時代に入ってきたのだ。

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