見出し画像

坂東三十三観音リベンジ -2016年4月29日

第1番札所から第8番札所までを駆け足で巡った今週でしたが、中1日空けて本日は9番から13番までを巡ります。母と、母の友人が一緒です。お参りはできませんが、ドライブのお供として実家で飼われているダックスフントの蘭も同行です。

今日はたくさん回る予定なので、出発も早め。5時半に起きて準備をし、6時半には母達と合流して出発しました。

第9番 都幾山 慈光寺

家から約3時間のドライブを経て、慈光寺に到着したのは9時20分。そして、やっぱりここでも階段ですね。

右側を歩いているのが母、左側が母の友人です。還暦すぎの二人に遅れを取っている訳ではなく、写真を撮っている間に置いて行かれただけですからね。だってさ、だってさ、通路にこんな。

たーけーのーこー!

なんでこんなに成長するまでほっといたんでしょうね。もう、たけのこというより竹ですよね、このサイズは。ちなみに私はきのこ派です。

たけのこトラップも無事クリアして、階段も終わり、やっと山門までたどり着いたーと思ったら。

えー、まだ3分も歩くんですか。山頂かと思ったらまだ上があった!みたいな古典的トラップ。しかたない、歩きますよ。

そして観音堂に着いたのですが、観音堂の写真を撮るのを忘れてしまいました。まあ、そんなこともあります。トラップで精神的にダメージをくらっていたせいでしょう。気になる人なんていないと思いますが、どうしても気になる人は自分で慈光寺まで行ってください。

観音堂の外観を撮影し忘れたのは、ここで見られる馬に気を取られていたからです。左甚五郎の作と伝えられる、通称「夜荒らしの名馬」です。あまりに精緻に掘られた彫刻の馬が、夜な夜な田畑を荒らしたという言い伝えが残っています。

暴れないよう、いまでは天井近くに吊されておりました。

第10番 巌殿山 正法寺(岩殿観音)

お昼前には、正法寺に到着。カーナビで案内されたのが観音堂近くの駐車場だったので、お参りをしてから階段を延々降りることに。寺務所まで降りてご朱印をいただかなければなりませんから。下るだけなら楽だけど、これあとでのぼってこないといけないんですよねー……。

で、こちらは下りきった山門側の写真。私に後光が射していますね。神々しい私。みなさんも私をあがめればいいと思いますよ。

ちなみに、観音堂はこちら。赤い灯籠があって、お寺というよりは神社みたいな雰囲気の境内でした。

ランチタイム

ひとりだったらランチなんてまともにとらないんですが。今回は3人なのでゆっくり食事をとることに。地のものを食べればいいのでしょうが、「白いご飯が食べたい」「とんでん行ったことない」など同行者の意向により、移動中に見かけたファミレス「とんでん」に入りました。

私は豚丼そばセット。帯広の豚丼ですね。乗っている豚肉の枚数で松、竹、梅と分かれていましたが、麺類も食べたい気分だったので豚丼は梅にしてそばセットにしました。ところでとんでんの茶そばって、茶の味も蕎麦の味もしませんよね。つるっと食べたかったので、あっさりしていてよかったんですけどね。

吉見百穴

ランチのあと、母の希望で吉見百穴を見に行きました。とんでんからすぐの場所だったので、ルートから1キロ弱の寄り道にしかなりませんし。

これ全部、古墳時代の横穴墓なんですよ。そしてこの地下には、戦時中の秘密工場があります。岩壁に穴がずらっと並んでいる景色はちょっと異様で、一見の価値はある気がします。でも一見の価値しかない気もします(笑)

第11番 岩殿山 安楽寺(吉見観音)

午後の部、最初のお寺は安楽寺。近くに無料の駐車場が完備されていますが、これがお寺からちょびっと離れているんですよね。

この道路の突き当たりが安楽寺です。数百メートルあり、「もう少し近くに駐車場ないかなー」と、つい突き当たりまで行ってしましました。が、駐車場はここにしかありませんでした。

でも安心。この日乗っていたホンダ ステップワゴンにはバックギアがついていました。セレクタレバーを「R」ってところに入れると後ろ向きにクルマが進むのです。突き当たりから駐車場までをぶいーっとバックして、そのままバックで駐車しました。いやー、バックギアって便利ですね。

無事駐車したら、ついさっきクルマで行って戻った道を、てくてくと歩いて進みます。そして着くのが安楽寺。安楽という名前の割に、ここもいきなり階段です。

しかし、この写真の階段さえ上がればあとは平らだったので、どちらかといえば楽な方と言えないこともありません。

観音堂で目を引いたのは、この鮮やかな銘。お寺を巡っていると茶や赤ばかり目にするので、青はとても新鮮に目に映りますね。

観音堂の隣には、三重塔もありました。こういう塔を見るとついつい、「お、五重塔?」って思ってしまうのはなぜなんでしょうね。五重塔の有名度合いが突出しているからでしょうか。そして階層を数えて五重塔ではなく三重塔だったときのガッカリ感って、どこから来るんでしょうね。別に私のものじゃないし、五重塔だと騙されて来たわけでもないのに。

お参りが終わってお寺から駐車場まで戻る途中に、「どびんや」というお茶屋があります。団子や甘味、お土産を扱っています。母はここで厄除け団子を食べたかったようですが、目の前で別のお客さんが残っている10本を全部買っていってしまいました。残念!

第12番 華林山 慈恩寺(慈恩寺観音)

いよいよ埼玉県最後の札所、慈恩寺です。第11番札所 安楽寺から第12番札所 慈恩寺までは、約1時間のドライブになります。景色も面白くないので、運転手以外はちょうどお昼寝タイムですね。

慈恩寺の素晴らしいところは、なんといっても平らな場所にあるということ。しかも目の前が駐車場。こちらこそ安楽寺と名乗るべきじゃないでしょうか。いや、これまで階段をたくさんのぼり、長い距離を移動して来た人を慈しみ恩義を与えるという意味なのだとしたら、やはり慈恩寺という名前がぴったりですね。

山門をくぐってすぐに、立派な藤棚がありました。

もう少し花が開くと房が大きくなってさらに素敵かもしれません。この下でお茶でもいただいたら気持ちいいでしょうね!

と、やたら藤棚をアピールしているのは、本堂の写真を撮り忘れたからです。いやー、失敗失敗。それにしてもこの日は、やたらと本堂の外観取り忘れが多いですね。お参りはちゃんとしているんですよ。

そしてこちらでもご朱印をいただいたのですが、寺務所にいらっしゃる方がとってもフレンドリーで。実は以前にうかがったときもこちらではお茶をすすめてくださり、おせんべいなどかじりながら色々とお話をうかがったものでした。今回は、「もしかしたら時間内に浅草寺まで行けるかも!?」というところだったので、ご厚意のみいただいてお茶は頂かずに出発しました。

第13番 金龍山 浅草寺(浅草観音)

第12番を出発した時点で、カーナビの浅草寺到着予想時刻は16:15。17時までにお参りできればご朱印はいただけます。問題は、すぐに駐車場を見つけることができるか、人混みの中をスムーズに進んでお参りできるか、ということ。GW初日ですから、観光客も多いことが予想されます。

浅草寺近辺に到着したのは、まさに16:15。カーナビの予想通り。私が使っているカーナビはiPhone用のNAVITIME ドライブサポーターで、VICS情報などを使って渋滞を考慮した経路案内と到着時刻予想を行なうので、だいたい予想通りに到着するので助かります。

アプリの宣伝はこれくらいにして、駐車場探しです。NAVITIME ドライブサポーターには駐車場検索機能(しかも現在の満空情報付き)もあるのですが、とりあえずはくるりと一回りしてみることにしました。

そしたら! 浅草寺の裏に当たる方向に1時間800円のコインパーキングを発見。裏に当たるということは、観光客で混雑している仲見世を通ることなく裏口からまっすぐ本堂に行けるということ。駐車場はすぐに見つかるし、観光客の混雑を縫って急ぐという問題もないというすばらしい状況。やはり日頃の行ないがいいと、こういうときに仏様が力を貸してくださるものですね。

浅草寺では本堂にお参りしたあと、左手に抜けて、少し離れた場所にある寺務所へうかがってご朱印をいただきます。ご朱印帳を預け、番号札をいただいて、番号が呼ばれるのを待ちます。大勢の方が一度に訪れることもあるのでしょう、6名の方が机を並べてご朱印に対応していました。

ご朱印をいただいたら、もう時間を気にする必要はありません。ゆっくりと仲見世を見て歩きました。さすがに混雑していましたね。しかも、外国人観光客が多く、色々な言葉が飛び交っていました。

その仲見世で見つけたのが、このステッカー。外国からの訪日観光客から聞かれる大きな不満のひとつである観光地のWi-Fi環境の弱さがきちんとカバーされているのはいいことですね。さすが、外国人からの人気が高い観光地だけありますね。

さて、浅草の観光地としての整備具合も確認できたところで、この日のお遍路は一区切り。最後に、ど定番ですけど雷門の写真を貼っておきますね。

ところで、この雷門の提灯、底がどうなっているかご存知ですか? のぞいてみたら、底にも模様がありました。

次の第14番札所 瑞応山 弘明寺 (弘明寺観音)は、坂東三十三観音リベンジ -2016年5月4日をご覧ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?