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個人情報、自分でどう管理するのか?

2018/06/08(金)に文化放送「The News Masters TOKYO」の8時台に出演してきました。その時に話したトピックを個別にまとめます。

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▼個人情報、自分でどう管理するのか?

自分「個人情報、実際どう管理されているのか(ということですよね)」

タケ「昨日も私の友人のひとりがパスワードのっとりにあって、『今何してる?』ってきていて。みんな分かってるから、文章少し変えればいいと思うんですけど」

自分「そういう(のっとり系のメール)のは自動的に送ってるので。分かりやすいのは広告。ひとつクリックしたら、同じような広告がどんどん流れてくるというのが多かったですが、今はそれだけではない。

特定の記事に『いいね』したり、色々な情報をシェアしたりとかで、『“いいね”してるから、この子はこのコンテンツに興味がある。だから、このコンテンツもあなたにとっていいんじゃないか』という形で(広告が流れてくる)」

タケ「なにもできないじゃん」

自分「でも逆に言うと、自分にとっておすすめの情報だから違和感ない。勝手に(情報が)集まると思えば便利だともいえる。」

タケ「そうですよね。ちょっとビーチサンダルについて調べたら、ずーっとビーチサンダル(の広告)ばっかり」

自分「でも、『それだと個人の選択権がないよね』、という話になるので、(スマホに最初からメールソフトとしてGmailがインストロールされていることでユーザーの選択権がない、という問題もあり)ヨーロッパでは一般データ保護規制という形になって、まずは『ユーザーが選択権を得られるようにしましょう』というのが世界のトレンドになりつつある」

タケ「個人情報を管理しているのはプラットフォームようなところですか?」

自分「そうです。Google、Apple、Facebook、Amazonこの4社の頭文字を含めて“GAFA”という風に言ったりしています。

(個人情報の収集は)Googleだと検索のワードから想定されるし、Appleだとiponeから。FacebookはSNS、Amazonはネットショッピングという分野で、巨大なプラットフォームを形成していて、そこから個人情報を収集して世界中に影響力を発揮していると言われている。

とはいえ、その中でアップルは他の3社とは違って、個人情報を収集して商売にはしていないと言っています。ただ、ほかの3社は個人の動きをもとに広告を出している」

タケ「それで、個人情報流出のスキャンダルがでましたよね」

自分「はい。3月にはFacebookのライブデータ不正共有疑惑というのがありまして、コンサルティング会社に不適切に共有されたといわれていました。直近だと、個人利用の状況を中国の端末メーカー4社のほかにも流出させていたのではないか?といわれています。

タケ「自分たちで利用しているということは、ある意味“流出する可能性”というのは理解してないんじゃないですか?」

松「でも、アプリケーションを始めるときに、すごく長いですが利用規約をちゃんと読むと書いてあります。だから一応企業的には、必ずそれで許可をとったと言える。

ただ、長すぎて利用企画を読む人は少ない。あとから読み返すと、『結構重要なことが書いてありました』ということもあったりするんです」

タケ「AIスピーカーも喋ったことが音声ごと流出しちゃったという…」

自分「あれはどちらかというと、ミスで録音されて(外部に)流れたというケース。ただ、AIスピーカーは家庭に置かれるもの。家庭内ってもともとプライベートな空間なので、それがパブリックな空間につながっているっていう意識(をしている人はほとんどいない)」

タケ「これは気を付けた方がいいですね」

自分「プライベートな空間にあるからこそ問いかけたら答えてくれて、プライベートに入ってるからこそ利便性が高まっているというのもある。」

長「セキュリティ対策ははどうなってるんですか?」

自分「利用環境で、“OK”or“NG”を必ず登録するっていうのがある。例えば、ヨーロッパの場合は個人の選択としてちゃんと『明確にやってください』というのがありますけど」

長「AIスピーカーもセキュリティ対策はある?」

自分「もちろんしてある。してあるけど、それを提供している企業がどんなスタンスをとっているかというのをちゃんと知らないといけないともいえる」

タケ「分かりました!しっかり管理しないといけないですよ」

自分「プライベートとパブリックの境目を自分でしっかり決めることです!」

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個人情報は国に預けようが、企業に預けようが、まあ、結局預けているのだから漏れるリスクはあるって考えていたほうが無難。その気になれば全く預けないというのもできる。ただし、それは利便性がたぶん著しく落ちる。時間の無駄が生じる。楽に快適に行きたいので、漏れたところで自衛できるレベルで自分はGAFAな企業には預けちゃいますけどね。必要以上に怖がることはないですね。


クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!