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コインハイブの件については、グレー状態でいきなりクロ判定は行きすぎというお話 /2019/3/27 AbemaPrime出演まとめ

▼当日の記事

▼オンライン発言

▼放送中の発言

自分「私もこの件は有罪になってしまうんじゃないかっていう懸念があったんですよ。割ともっともっと手前の段階で。でも判決文を読んだら、今のwebでどのような仕組みで広告が表示されたりとかコインハイブそのものの仕組みみたいなところも含めて、ちゃんと理解された上で書かれているなと感じた。近年の裁判に関して個人的にこの判決どうなんだろうなど思うところがあったんですけど、今回の判決は日本の裁判見捨てたもんじゃないなと思っちゃったくらいの内容でしたね。」

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自分「私はITの世界でずっと活動してきたし、今回の無罪判決はすごくいいと思う。一方で、モロさんのいうモラルの問題があると思う。逆にいうと、説明責任をどこまで果たすかという問題で、『説明責任を果たしていないから開示しろ』『クッキーポリシーを明らかにしていきましょう』

もしITの方に問題があるとするならば、この業界としてはもうちょっとだけでいいから説明責任は果たしていくべきなんじゃないかなとも思うんですよね。やっぱり、『見えないもの』じゃないですか。『見えるもの』だったら、みんなある程度知識がなくても肌感としてわかるんですよ。どんどんITの世の中が進んでいく中で、理解するのにも時間がかかる。

例えばここで、コインハイブにしろマイニングにしろ説明するのはかなり時間がかかる。このスタジオの中にどれくらいマイニングを完璧に理解しているかというと、難しい。

それを考えると、『説明には説明を尽くす』が大切。

『知っているだろう』と思っていたら、すれ違いが起き、やがてモラルの問題に発展する。だからこそ説明してほしい。

繰り返しいうと、今回の無罪判決はいいと思うんだけど、僕としてはもう少し説明が必要だと感じる。」

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自分「webや技術をやっていると、"数字"で見ちゃうんですよ。『これをやったらこれくらい数字が増える』っていう数値だけで判断しちゃって、人の気持ちを考えずにどんどん進めてしまうところがあるのも、反省点として常に持っていかなければいけない。結局人と人との間のコミュニケーションの話になる。ITの方も、わからない人の気持ちを理解し説明を尽くさなければならないと、私自身は思います。」

▼放送後の補足

あまりにも大雑把なんです。なにをもって不正とするのか。そこのガイドラインなりルールがきまった上ならばまだわかるんですが、ないんですよ、今回。法律がおいついてなく、その「法解釈」の揺れをついてサービスというのは生まれるところはあります。でも、なにをもって不正というのがなく、逆に警察の解釈で適用されると大きな意味で萎縮を招きます。

ま、無罪ということで、少なくともその萎縮がなくなったのはいい話。それとは別にCoinHiveの是非をやればいいんですよ。個人的にはサイト上で告知いると思います。それがルール。

ここにもありますが、基準、ルール作り。それが、一般利用者と国で差ができるのが問題。というか、警察の中の人だって一般の利用者なのにそこで止まらなかったことが大問題です。

黒板消しを扉の間に挟んで、それを頭の上に落下させることも、すごく厳格に言えば傷害罪ですよ。でも、それみんないいますか? こういうのこそ社会的な議論かと。それで差を無くさないと社会の萎縮が起きます。

一方、ITの技術は目に見えないモノで、理解しにくいのも事実。
仕組みの説明もしなければですが、それぞれが理解しようとしなければいけないのもまた大事でしょう。

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!