2020年3月29日の経済雑感

自分が目立って選挙に勝つためのスタンドプレーが大好きで、「察しろ」「勘繰れ」で人を忖度させ屈服させることに慣れきっているマウンティング系政治家は危機に弱いですね。説明能力の高い民主政体こそ危機に強いということがわかります。大事なのは「説明能力の高い民主政体」。つまり、単に選挙に勝ったからとか数が多いからというのは政治の質を保証しないということです。

「買い占めや買いだめはやめてください」「急がないでください」と言っても、「人よりも早く買い、人よりも早く売る」というのは市場そのものの特徴ですよね。市場は規制なしに正常に機能すればするほど正常ではなくなる性質を持っている。市場に適切に関与するのが政府の役割であり、政党は「市場への適切な関与の仕方」を競い合うべきなのです。

券を配るならタクシー券の方がいいですね。混んだ電車に乗らなくて済みます。期間限定で料金を低く抑える代わりに利用を促せばいい。しばらくの間は渋滞が増えるのも仕方ありません。将来的には上限以下の一定範囲内で料金を自由化し、二酸化炭素が問題なら電気自動車に置き換えるのがいいでしょう。

安全と経済は表裏一体です。首都圏にいてコロナで仕事(バイト)がなくなり家賃も生活費も払えなくなりそうだとなればみんな実家に帰るわなって話なので、収入補償や家賃補助、立ち退かせ禁止(同時に中小家主にも経済支援)で生活の保障をした上で、「動くな。出るな。ここにいろ。」と言うことが必須です。

安全のために惜しみなく財政支出することが経済と生活を守る。それは将来の財源を守るということだから、長期的な財政再建のためにも今はそれが唯一の正解です。何十兆かかってもいいんです。やれ。

病院と医者は余分にあるぐらいでちょうどいいんです。コストカットするな。

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