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シェービングフォームが我が家にない理由、それは...

「スライムづくり」に夢中だった娘。
ピーク時は、スライムが入ったプラスチック容器が部屋中至る所に置かれていた程夢中になっていたはず。
(この春、大掃除してそれらを一掃したらしい)

それにしても、「スライムづくり」、小学生の子どもたちにとって、一度は通る道(らしい)ですかね?
(本当に?)
既製品もあちこち出回ってたり、100円ショップでも売られてるので、気軽に購入出来るようになっていますし、手づくりする時の材料も、一時期品切れする程だったり(地域差もありますが)…これからも続くのかなぁって、ふと思ってみました。
「スライムづくり」から引退した(?)娘から状況を聞くことも難しそうだし。


今回は、娘が「スライムづくり」に夢中だった頃のエピソードを一つご紹介したいと思います。


とある日。
「“ふわふわ触感”のスライムつくりたーい♪」と、新たなスライムづくりに意欲的な娘(当時9歳)の姿が。


YouTubeにアップロードされている「ふわふわスライムの作り方」という動画に影響を受けたのか、その動画をスマホ越しに観ながら、
「つくりたいなー♪つくりたいなー♪」と呟いていました。
誰かに協力を求めるような口調で。


「洗濯糊」
「ホウ砂」
「絵の具」
「水」
子どもたちは、これらの材料を用いてスライムをつくっています。
一般的につくられている普通のスライムなんですが、同じ材料、同じ過程でつくりつづけるだけでは飽きてしまいます。
「みんなと同じスライムはつくりたくない」
そういう欲望も出てきます。
スライムにオリジナリティを出すために、+αであれこれ材料を加えながら、一味違ったスライムを模索していってるみたいです。
例として、
「砂鉄」を加えた磁石にひっつく「砂鉄スライム」、
「蛍光パウダー」を加えた「光るスライム」、
「カラーシェル」(ネイル用)を加えた「キラキラスライム」など、
スライム動画をアップロードしているYouTuberの方々の手法を真似をしながら。
(娘曰く「パクリ」ではなく「参考」だそうです)
娘もその一人で、いつもつくっているスライム(「光るスライム」「キラキラスライム」)に飽き飽きしていたようで、
「何かないかなぁー」ってYouTube観ながらあれこれ模索して辿り着いた先が「“ふわふわ触感”のスライム」。

「ふわっふわのスライム、気持ちよさそー」
「どうやってつくるのかなぁー」
解説動画をワクワクしながら観ていました。



「この動画を観ている皆さんに、これから“ふわふわ感”を出すのに最適なモノを紹介するよ!ジャーン!シェービングクリーム!」
YouTuberは勢いよくどこにでも売っているようなヒゲ剃りに使用するシェービングクリームをカメラに近づけながら“一番適している感”をアピール。
「ヒゲを剃る時に使うこのクリームを加えるだけで、マシュマロみたいにふわっふわ…もっちもち!なスライムの出来上がりー♪」
YouTuberはマシュマロ状になったスライムをカメラに近づけながら、最大限にふわっふわ感をアピール。

娘は、その動画をスマホ越しに観ながら、
「つくりたいなー♪つくりたいなー♪」と。
誰かに協力を求めるような口調で、やや大きめな声で。

協力を求めたい誰かとは、私でした。
ターゲットは私。
家族の中で唯一の男性。
(そりゃそうだろーなー)

「シェービングクリーム持ってなーい?余ってるシェービングクリーム、あったらちょーだーい♪」
と、おねだり攻撃。
「ちょーだーい♪」
と、連続攻撃。

「持ってないよ、そんなもん」

と即反撃する私。


「はぁ?持ってないと?なんで?」
「ヒゲ剃らんけん」
「えっ!何それ」
「知らんやった?お父さんヒゲ生えんとよ(注1)」
「うわー!マジで?」


予想外の展開に娘撃沈。

そもそも気付かなかったのかな?
そういう体質だということに。
うーん、言わなかった私が悪いのかな?
(そうでもないと思う、なぜなら、嫁さんは知っているから)


「ヒゲ生えないって、意味分からん、マジ最悪ーっ」

って言いながら、シェービングクリームを安く入手出来る手段を検索しまくって、100円ショップでも購入できると分かった娘は、母親と一緒にお出かけして(校区外なので)シェービングクリームを無事入手することが出来ました。
しばらくして、ふわっふわ感満載のスライムが出来上がったことに感激。
新たなスライムづくりに大満足でした。

めでたしめでたし(笑
(ノンフィクションです)


※注1→正確に言うと、薄-いヒゲ(産毛状の)が生えている状態。



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