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私的【子どもにプレゼントしたい絵本】

といった感じで【子どもにプレゼントしたい絵本】という素敵なお題を頂きましたので、私が所有する絵本の中からセレクトさせていただき、勝手に紹介させていただきます。


一冊目はこの絵本です。

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パパのしごとはわるものです
板橋正弘(注1):作/吉田尚令:絵/岩崎書店:出版

パパのしごとはなんだろなー、なんだろなー、わくわくわくわく♪…そんなパパのうしろをついていくと…えー!パパはプロレスラーだったの?それもわるものレスラーだなんて!ずるいよパパ。たいせんレスラーにわるいことばっかりして。でも、さいごにはやられてしまうパパ。かんきゃくはおおよろこび。ぼくはそんなすがた、みたくなかった!でも……。

現役レスラー主演(注2)により実写映画化された大人気絵本。
子どもたちって、パパがどんな仕事をしているのか気になるでしょ?
そんな子どもたちの気持ちが伝わってくるパパ必読!の絵本。
子どもたちがパパの仕事を理解していく絵本!

娘(小6)が小さかった頃も「なんしよーとー?」って気になってたなー(笑
私も読み聞かせの鉄板アイテムとして重宝させていただいております。
(続編の『パパはわるものチャンピオン』(注3)と一緒に)


続きまして、2冊目はこの絵本です。

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ダース・ヴェイダーとルーク(4才)
ジェフリー・ブラウン:作/とみながあきこ:訳/辰巳出版:出版

ルーカスフィルム公認の『STAR WARS』子育て絵本の第1作目(注4)。
「全宇宙を巻き込んだ壮大な親子ゲンカ」で世界一有名な映画のパロディ絵本ですが、ダース・ヴェイダーが子育てに苦悩するシーンは涙モノです(笑
この絵本をキッカケで『STAR WARS』を好きになった子どもたちがいるのでは?
この絵本を読んだ後だと、違った観点で本作(映画)を観ることが出来るかも?

パロディ絵本が出版されたのと同時に購入しましたが、物語を知ってるだけになんともいえない親子関係に圧倒されました。
(たくさん笑わせていただきました)


脱線しますが、『STAR WARS』を語らせるならこの人!のnote記事をご紹介させていただきます。
関西在住のマジックパパが独自の目線で『STAR WARS』を分析、解析していく姿は圧巻です。

私の娘はこれらの絵本とは全く無関係で、キャラクターの『BB-8』を好きになって映画を観るようになりました(笑


そして、3冊目はこの絵本です。

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さよならペンギン
湯村輝彦:絵/糸井重里:文/東京糸井重里事務所(注5):出版

ほぼ日刊イトイ新聞』でお馴染みのコピーライターの糸井重里氏が1976年に刊行した絵本。
私が所有しているモノは復刻版(2011年)です。

なんだろな、この独創感。子どもたちに想像力を持たせるような感覚。
「ユーモアって何なのかな?」って考えさせられ、「何がさよならなの?」って考えさせられる糸井氏の遊び心に脱帽ですね。
憎いです。

好き嫌いがハッキリ分かれるんじゃないかな?
私は好きです。
ずっと伝えていきたい絵本だと思っております。


最後にご紹介する絵本はこの絵本です。

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やさしいライオン
やなせたかし:作・絵/フレーベル館:出版

TVアニメ『それいけ!アンパンマン』の生みの親であるやなせたかし氏の代表作の一つ。
アニメ化されているみたいですが、知りませんでした。
それも手塚プロダクションで制作されていました(驚愕)。

やなせワールド全開です。
子どもを失った母犬ムクムクと、母を失ったライオンの赤ちゃんブルブルの交流をやさしく綴ったほのぼのとした内容ではなく、とても悲しい物語です。号泣します。
子どもたちにもこの悲しさは理解してくれると思います。
絵と文章が一つになって伝わってくる感が強いです。
初期のアンパンマンと共通する部分がありますね。


ご紹介した絵本のテーマはバラバラですが、共通しているのは「子どもたちに伝えるべきもの」。
(父と子の関係性が強いのは気のせいです)


絵本は子どもたちのためにつくられた本ではありません。
大人も十分に楽しめますよ、考えさせられますよ。


以上、書くンジャーズ日曜日担当のコモリが、自分ももっと絵本を読むべきだなと考えさせられながら、74週目のテーマ【子どもにプレゼントしたい絵本】について書かせていただきました。

※注1→90年代に人気を博したラブコメ漫画『BOYS BE…』の原作者。
連載当時のペンネームはイタバシマサヒロ。アラフォー男子の青春のバイブルだったのでは?
※注2→主演は“新日本プロレス100年に一人の逸材”エース・棚橋弘至氏。
※注3→最新作は『わるものパパのだいだいだーいファン』。
※注4→最新作は『STAR WARS レイと仲間たち』 
※注5→現:『株式会社ほぼ日』

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