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当時の“推し”が出演してた映画【My Academy Awards】

『もういちど逢いたくて 星月童話』に引き続き、ということで、


1998年に公開された、中野裕之監督のデビュー作で代表作の『SF サムライ・フィクション』をご紹介させていただきます。


豪華キャスト陣です。
冷たい熱帯魚』の吹越満、説明不要のミュージシャン、ギタリストの布袋寅泰、『蒲田行進曲』、『スチュワーデス物語』でお馴染み(古っ!)の風間杜夫、『土曜ソリトンSIDE-B』、『日曜美術館』で司会を務めた緒川たまき、コメディアンの谷啓、福岡を代表するミュージシャン藤井フミヤ藤井尚之兄弟、『ぼくらの七日間戦争』の大沢健、女優、歌手の夏木マリ、CM、子育て系blogでお馴染みの桃生亜希子、劇作家、演出家、役者業をこなすオールマイティー岩松了、俳優、ナレーターの鈴木省吾、コントグループシティボーイズきたろう、ジャパニーズヒップホップのレジェンド高木完、ロックバンド「RED WARRIORS」のボーカルダイアモンド☆ユカイ(田所豊名義で参加)、THE ROOSTERS(ルースターズ)のギタリスト花田裕之、同じくドラマー池畑潤二、小説家、劇作家、コピーライターの肩書を持つ中島らも、『TVチャンピオン』の名リポーター中村有志、お笑いコンビ「ビシバシステム」の緋田康人電気グルーヴのフロントマンピエール瀧WAHAHA本舗の奇才梅垣義明佐藤正宏B.B.クィーンズのボーカルでギタリストの近藤房之助...といった曲者、いや、強者達が入り乱れて出演するせいか、ストーリーそっちのけで楽しめる本作。
映像作家、MV(ミュージックビデオ)出身の監督ならではの人選。

「さすが!」の一言。


肝心のストーリーなんですが、「浪人あがりの風祭蘭之介(布袋寅泰)なる侍が将軍家から賜った宝刀を奪い、姿を晦ました」という知らせを耳にした長島藩(伊勢国桑名郡長島(三重県桑名市長島町)の犬飼平四郎(吹越満)は、宝刀の贋作を造り、事件のもみ消しを図ろうとする藩の重鎮たちに納得出来ず、「風祭を斬る」と城を飛び出すことに。しかし、相手は“敵う者は誰ひとりいない”と言われる最強の剣客。奪われた宝刀は無事取り戻せるのか...といった時代劇なんですが、時代劇好きが観たら「違う!違う!」と叫びたくなる時代劇映画となっております。

時代劇+MV、PV=“異色時代劇”

中野監督は本業の方でも、数々の秀作MV、PVを製作(国内、海外アーティスト約200本のMV、PVを製作)、その中からほんの一部ですが、ご紹介を。

Mr.Childrenの『花 -Memento-Mori-』(1996年)
(5thアルバム『深海』の収録曲の中でシングル曲を含め、唯一ミュージック・ビデオが作成されている楽曲)


BLANKEY JET CITYの『ダンデライオン』(1998年)
(日本テレビ系水曜ドラマ『お熱いのがお好き?』の主題歌。ブランキー史上一番マイルドな曲(らしい)。)


Deee-Liteの『Groove Is In the Heart』(1990年)
(『チャーリーズ・エンジェル』(2000年公開)のサントラに収録されリバイバル・ヒットした名曲。アメリカMTVアワード日本人初のノミネート作品(6部門))


本題です。
私がこの映画を観る理由

当時の“推し”が出演してたからです。



90年代後半、“緒川たまき推し”でした。
毎週土曜日放送の『土曜ソリトンSIDE-B』が週末の楽しみでした。


彼女が出演してなかったら、この映画の存在を知らないまま過ごしていた...と思います。
第2作目の『Stereo Future』(2001年公開)の存在も知らないまま。

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中野監督の映像エッセンスが前作以上に詰められた『Stereo Future』。
我が家のサブカル倉庫(といっても単なるラックですが)に並べられている数少ないDVD作品の一つ。
オサレ感満載です。



以上、書くンジャーズ日曜日担当のコモリが、「Wikipediaのリンクがウザイ」という野次なんか気にせずに、115週目のテーマ【My Academy Awards】について書かせていただきました。



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