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【秋の遠足】といえば“鍛錬遠足”

『歓迎遠足』
『鍛錬遠足』
『お別れ遠足』

小学生の頃、1年間の年中行事で3つの遠足が行われていました。
春に行われる『歓迎遠足』は、入学式を終えた新一年生の最初の行事。在校生たちは、ここで新一年生を歓迎します。
とくに最上級生の六年生は、一年生を先導して目的地の〇〇公園(市民センターと隣接する大きな公園)まで歩き、一緒にお弁当を食べ、一緒に遊ぶ。この遠足で一年生は上級生との交流を学ぶこととなります。
ホスト役ですね。
冬に行われる『お別れ遠足』は、その名の通り卒業を間近に控えた六年生最後の行事としておこなわれる遠足。私鉄(西鉄大牟田線)に乗って、目的地の〇〇公園(運動公園)まで移動するちょっとした電車の旅。
『歓迎遠足』と違って、六年生は下級生から何もされるわけでもなく、単なる遠足だったような気がします。
そしてもうひとつ、『鍛錬遠足』という遠足が秋に行われていました。

『鍛錬遠足』


その名の通り、心身を鍛えるための遠足です。
四王子山、雷山、宝満山等、福岡市周辺の山々を六年間登り続けました。
小学校の卒業文集に『鍛錬遠足』での出来事が書かれる程、この遠足のインパクトは大きく、私もその一人でした。

『歓迎遠足』、『鍛錬遠足』、『お別れ遠足』の3つの遠足が1セットだと思っていたんですが、それは20世紀(それも昭和時代)のお話。
21世紀(平成、令和時代)に入ると、

『鍛錬遠足』って何?


というような声を聴くようになりました。
遠足で登山を経験する子どもたちが少なくなったような気がします。
それもそのはず。私の娘(小学五年生)が通っている小学校(福岡市内)で現在行われている遠足は『歓迎遠足』(徒歩で福岡市動物園)のみ。
年3回の遠足を経験した私からすれば何か物足りないような気がします。

私たちの頃は、遠足以外でも登山を経験しました。『自然教室』という五年生時におこなわれる体験プログラムの中に含まれていました。『自然教室』の開催場所が、『背振少年自然の家』という背振山の麓だったので、必然的に組まれたのでは?ないでしょうか。
そういえば、中学校のキャンプ(一年生時)でも登山を経験しました。場所は大分県の九重山でした。

私の娘は長年入会しているアウトドアスクールで登山を経験していますが、好きではないと主張します。

『鍛錬遠足』はとても素晴らしい学校行事だと思っていますが、過去の遺物と化しているんでしょうか。
残念でたまりません。


以上、書くンジャーズ日曜日担当のコモリが、『YAMAP』というスマホアプリをダウンロードしたにもかかわらず、ずっと未使用のまま、未使用のまま...では駄目でしょうね?と思いつつ、45週目のテーマ【秋の遠足】について書かせていただきました。


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