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「PV数」ではなく、「町の人が関わる数」|15分で書く6日目


6日目/1時間30分経過

最近やっている仕事で、上士幌町に関わるWEBサイト制作のコンテンツ作りの手伝いをしています。(ドット道東で士幌のインターンもあるから、最近めっちゃ「士幌」ばっかり行ってる)

公開が佳境で14日には公開予定なんだけど、今回のサイト制作が非常に特殊であり、また関わる中で、「おれこういうことを言ってもらえる人増やせる仕事したかったなー」っていう事象が起こったので、残しておきたいと思い、書き始めました。

このサイトは、普段、文章を書きまくっている人はほとんどいません。その代わりに「地元」で関わってくれる人だったり、現在上士幌で行われている関係人口プロジェクトに参加してくれた若者たちにコンテンツを書いてもらっています。

自分は、企画を一緒に考えたり、取材に同行して、一緒に取材したり、撮影したりと、校正したり。

そして尚且つ取り上げる人も、よく取り上げられているような活躍している人ではなく、「普通の人」。普通の人と言ったら語弊がある。地元では頑張っていたり、幸せに暮らしていたりするけど、真新しいことじゃないので、新聞などメディアには取り上げられないような人たちが登場するようなコンテンツ作りを中心にしています。

なぜそういうコンセプトなのかは今日は書かない。今日書きたいのは、その地元出身で書き手として手伝ってくれてる人たちのこと。

その人たちは、24、26歳で、小中、もしくは小中高を上士幌で育った若者。
高校、大学で一度上士幌から出て、昨今の社会情勢などもあり、今年一旦、上士幌に戻ってきたというような人たちです。

この2ヶ月、その二人には、今までの繋がりで取材できそうな人を繋いでもらったり、会いたい人、再会したい人に会いに行って取材してもらったり、こちらからこの人に取材して欲しいって会いに行ってもらったり、はたまた同級生と対談してもらったりしています。

町の人や資源に向き合うことをめちゃくちゃしてもらっていました。

で、今後もそういう町民のメンバーをたくさん募集したくて、2人の経験や思ったことを取材してコンテンツにしようということになり、座談会を開いたところ。めちゃくちゃいい話が出てきて。

「知らないことだからけで、町のことが色々わかったし、目線が変わった。」
「知らなかっただけで、初めて知ることが結構あっていいところだなと思った」
「こんなにも町のことが好きな人がいるんだって」

とか、自分の住んでた街をポジティブに捉えるような感覚がでてきてくれて、自分がこうなったらいいなーというようなことに向かって言ってるのを聞けて本当によかったなと。

もちろん、町のもつポテンシャルもあると思う。どちらかというとポジティブな町ではあると思うし、だからこそこういうことができるというのもある。

サイトの質はめちゃくちゃ高いかというそうじゃないかもしれない。(公開に向けて、正直不安もめちゃくちゃある)

このサイトで個人的に目指すべきなのは、「PV数」ではなく、「町の人が関わる数」だなと思っていて、このサイトをプラットフォームに、色んなことが巻き起こればいいなと思ってます。

時間もないので、せっかくなので、
印象に残った書き起こしをここにコピペしておきます。
年内くらいにはこの座談会のコンテンツも出来上がる予定。

野澤:町の見方とかは、ちょっと変わったりした?

A:いや、ありますね。誰を取り上げるとか、どこを取り上げるとかってした時に、その人の魅力や本来持ってるものって何だろうって。いくら知ってる人でも、いつもはただしゃべってるだけ。深いとこまで意外と知らなかったりとかっていうのがあって。それとか、住民とか町民の声を聞くと、やっぱりこういうところが足りてないから、こういうところをもっと良くすれば、もっと良くなるんだなあっていうのがわかってくる。それはやっぱり住んでるだけじゃわからない。自分だけじゃなく、いろんな人の声を聞くから自分の町ってこういう風にできてるんだなとか、こういう人たちがいるんだな実はとか。そういうところはだいぶ目線変わりましたね。だから知らない人にも声かけてみようかなとか、行ったことない店にも行ってみようかなとか。

野澤:
うん、それあるよね。

A:
今まで全然同級生と町で飲んだことないけど、それこそ飲んでみようかなとか。っていうのが結構変わったと思います、やってみて。

野澤:うん、めっちゃいいやん。

野澤:みんな参加しなあかんわ〜
B:そうですね、みんなやった方がいい(笑)

C:うん、みんな町のことが好きになったりね、大切に思えたりするから。

B:こんなに上士幌のこと好きな人たくさんいるんだってね、改めて知れるし。

野澤:そうだね。それは町の人からも、外にいる人たちからも聞けるし。それに、逆にもともとおった人がやっぱ嫌いやなって思って離れるのもありやし。

B:うん。

C:そうですね。

野澤:うわあ、いいねえ。知らんとこに行ってみようとか、声かけてみようとかっていうのいいねえ、そういうの。
A:ずっと同年代の人としか話してこなかったけど、おじいちゃんおばあちゃんと話すとか。こんなに幅広い人と喋ることってないから、言葉遣い、言葉の選び方とかそういうのは結構違いますよね?今までの生活と。

B:こう、取材に行ってたら世代を超えた課題みたいなものは見えてきたというか。見てる視点がいろいろあった。こうやって話してるときは僕らの世代の目線があって、違う世代と話すと、違う人たちの世代の話を聞くことができるから、そこを通してこの人たちはこう考えてるんだ。ここはいいと思っていてっていうのを知ることができるから。多分それを通して、町としてそしたらどういう方向性でどういう町にして行ったらいいかなとか。そういう話をする場ができたときに、多分自分たちの目線だけじゃなくて自分の10代上20代上の人は多分こういう課題感があって、こういうことを求めててっていうなんだろうな。自分たちの目線じゃないところも観れるから。

C:今言ってくださった言葉で、このホロロジーのサイトがその幅広い年代の人が上げていく中でいろんな見方だったりっていうのを。このホロロジーのサイトを通してまちづくりにつなげていけたら、めちゃくちゃいいなあって思って。いろんな目線が入ってくることによって課題は何かとか。あ、こういうことを求めてたのか。とかっていうサイトになったらすごくいいなって、活用されたらいいなって思います。

A:町民の声がより届きやすくなればいいですよね。

B:ありがとう。上手にまとめてくれて(笑)

C:いいですね(笑)確かに、町議とかなるとやっぱり年齢層も多分高くなるし。ここで若い人が書いているもの、それこそ同級生の話を町議の人たちが見てまたなんか、動きが変わってきたら面白いですよね。


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