2021年湖北省旅行

今年もやはりコロナウイルスの影響で中国から脱出することは叶わず、折角の長期休みなので何処かに行くことに。

ただし、あまりの遠方は感染リスクが怖いので、近場の他省ということで、昔世話になった語学学校のM老师が湖北の少数民族出身(土家族)という事を聞き、そこを訪ねてみることに。

旅程は下記
1日 深セン〜広州
2日 広州〜武漢〜荆州
3日 荆州〜恩施
4日 恩施
5日 恩施〜武漢
6日 武漢
7日 武漢〜広州〜深セン

往復は高速鉄道を利用
湖北省内の移動は動車組(特急)
現地では主に公交车か滴滴、大巴。

10/1
本来は10/1の高鉄で武漢に向かいたかったが、流石に久々の遠出出来る長期休暇(2021年の春節は感染リスクから省から出ないよう通達があった)の火车票は即時完売。なんとか2日早朝6時代の高鉄チケットを確保。その為、この日は広州南駅の近くの番禺陈村のホテルに宿泊。


10/2
朝5時半にホテルを出発。既に南駅付近は大渋滞。改めて国慶節だなぁと思い知る。
6時50分に広州南を発車。ちなみに昨年6月より中国国鉄は外国人も含めてすべてチケットレス(=身分証明書での確認、紐付け)となったので、ネットで購入していれば窓口のチケット引き取りは原則不要。これだけでも旅行はかなり楽になった。
約4時間の乗車で武漢駅着。外に出ると暑い。気温は30度越え。正直涼しさを期待していたが、実際は広東省と変わらない。

ここから本日の目的地荆州まで移動。荆州は三国志楚のかつての都で約2600年の歴史がある。私の住んでいる深センはたかだか50年の歴史なので、大違い。

で、武漢は長江と漢江の合流する町で漢口,漢陽,武昌と地区が別れており、それぞれの地区に大きな駅がある。それとは別に武昌地区に高速鉄道用の武漢駅があるのだが、荆州,恩施方面の特急(D動車組)は漢口駅がメインの拠点駅。

その為、一度高速鉄道を降りて地下鉄6号線に乗り換え、更に別の地下鉄2号線に乗り換えて…と約1時間くらいかかるので注意されたし。

でこの美しい漢口駅から成都東行きのD列車に乗車し約1時間ほどで荆州駅に到着。中国の鉄道あるあるだが、中国の鉄道駅はだいたいが市の中心部から離れた場所にある。荆州もご多分に漏れず、市内から鉄道駅まで滴滴で約30分と鬼遠い。

駅前から106路のバスでまずはホテルへ。最近Twitterを見ているとコロナの影響で外国人宿泊拒否が増えているとの事なので、念の為ホテルは早めにチェックイン。今回のホテルは荆州古城、万达广场に近い好立地とのことだったが、どちらもビミョーに遠く、国際ホテルを名乗っておきながらパスポートを出すと、やはり上司を呼ばれ、確認するから待てとなった。しかも設備もまーまーボロかった😂

その間にワタシは近くの病院でPCR検査へ。荆州市第二人民医院に行ったが、PCR検査を受けたいと係員に伝えたら、何に使うんだ?とのこと。えー、この国は積極的にPCRを受けましょうって方針じゃなかったっけ?
で、PCR検査会場に行くも2代身分証がないと受付出来ないとのこと。クソ田舎が。

そこから病院本棟の人工窓口に行き、あーでもないこーでもないとやり取りをして、何故か救急外来に並ばされ、番号を医師に発行してもらって、まだ人工窓口で金を払って…。で、ようやく先程の検査会場に行くとすでに閉店ガラガラ。おいっ!!!

ここで諦めては中国で生きてはいけないので、大声で係員を呼び無理やり検査をしてもらう。金払ってるから当たり前の話だが。

で6時間後に検査結果が出るからまた取りに来いと言われる。このIT大国中国でありえない対応…。
ちなみに深センだと外国人でもキチッと個人の健康吗に反映がされるのだが、ここでは無理らしい。


結局明日また取りに来ることにし、そのまま荆州古城の見学へ。古城と言っても残っているのは城壁と門だけで城塞などは既になくなっている。しかもその門も20〜30年前に再建しましたとか書いてあるし。
城壁に登り、城壁をブラブラ散歩して後、古城の中を散歩してみるも特にコレと言って他に見どころはなし。知人に紹介してもらった牛肉米粉を食べに万达广场へ。

〈続く〉

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