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#4 ワタシとダイエットその1

ワタシとダイエットその1

30半ばを過ぎた辺りから、目に見えて太ってきた。
暴飲していたのもあるし、運動なんてとんでもなかったし、職種がデスクワークなので、とにかく動かないで飲み食いしていたので、そりゃあ、太る。
そんな感じだったので、見事に「肥満」数値ギリギリのラインにきてしまったので、意を決して本格的なダイエットを敢行したのが、39歳の時だった。

この時のダイエット方法は大きく3つ。
1.徹底した食事制限(断酒含む)
2.ストレッチと筋トレ
3.絶対痩せるという強い意志を持ち続ける
詳細は次の通り。


1.食事制限
原則は高たんぱく低カロリー。糖質を完全に排除してしまうわけにはいかいので、普段食べているお米の量は半分。できれば玄米などの低糖質で作るのがいいのだろうけど、若干面倒くさかったので、単純に摂取する量を減らした。
とは言え、うどん、そうめん、食パン、パスタなどの白物穀物類は徹底排除して、とにかく高たんぱくで低カロリーな食材、鶏のささみとブロッコリーにゆでたまごを1日一食組み込む。
何だか、書いていると、マッスルトレーニングのようなメニューだけれど、これが正直、脂肪を生まない、蓄積させない食事なので、当然、痩せる。
まずは、体内に貯めまくって飽和状態の脂肪をこれ以上増やさないことが肝心。
この時、摂取カロリーも細かくチェック。
一食の摂取カロリーを500kcal以下に抑え、出来るだけ決まった時間に3食を摂り、夜22時以降は絶対食べ物を口にしない。
40代前後の女性の必要カロリーが2,000kcalくらいだったと思うので、当然、一日総カロリーが500kcalも減れば、まあ痩せる。
但し、この一日1,500kcalというのは、危険。要は生命活動に必要なエネルギーが足りない状態が続くと、痩せるけど病気にもなりやすくなるので、この時は2週間、それでもやり続け、2週間で5kg近く体重は減少したと思う。
が。後述するが、ダイエット開始から2カ月後の秋口、久々に風邪を引いたと思ったら、そのまま半年以上も体調不良が続くということが起こった。

2.ストレッチと筋トレ
1の食事制限で、めでたく2週間足らずで5kgの体重減少に成功して、気分がよくなると、今度はリバウンドしないように、筋力をつけ、脂肪燃焼にさらに努めるという状態となり、本なども読み漁って、全身のストレッチと主に腹筋周りの筋トレを行う。
これも、1回にトータルすると30分くらいはやっていた。今思うと、そこそこの運動量だったし、ストレッチは、可動域を広げることで、慢性的な坐骨神経痛や肩こり解消にも効果的ではあった。

3.強い意志を持ち続ける
これがこの時の私の中では究極ダイエット方法だと思っていた。
結局、食事制限も筋トレ(運動)も、この強い意志がないと始まらない。
年に数回しか休肝日のないような、浴びた方が早いような飲酒生活をしていた私が、ダイエットのためとはいえ、この時は2ヵ月の断酒を敢行し得たのも、とにかくこの「強い意志」によるものだったと思う。
自分が一度決めたことを「やらない」というのが、とにかく性分的に気持ち悪い。「やれない」理由を一生懸命探して身に着けても、結局、「やらなかった」ことを言い訳にしていることは、誰でもなく自分が一番よく分かっている。なので、やれないならやるな、考えるなという信念(?)のもと、この強い意志で行ったダイエットの結果は、なんと、

2ヶ月で12kgの体重減少に成功

これは、私史上、未だにこの減量値を超えたダイエットは行えていない。
洋服のサイズも当然2サイズほどダウンしたし、周りからの称賛ももらって、ダイエットの基本である承認欲求も満たされ、大いに満足した———

しかし。
過度なダイエット内容であったことは、今なら分かるのだが、その代償は、エネルギー不足とおそらくは栄養の偏りにより、免疫力が低下していたのだろう、最初はただの風邪だったのが、その後半年以上に渉る体調不良を引き起こすことになり、食事制限どころか、ストレッチや筋トレも思うようにできなくなる。
今考えると、明らかな自律神経失調症、もしくは更年期障害症状も発症していたのだろうが、睡眠障害、倦怠感、アレルギー性鼻炎の慢性化等々の影響で、気づけばせっかく減らした体重も、2年足らずでほぼ元通りとなってしまい、この時のダイエットは、結果、失敗で終わる。
この成功と失敗の体験から、その後10年、ダイエットに関するアレコレの知識を事あるごとに模索蓄積していくこととなる。

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