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霧雨のウォーキング

いつものように目覚ましが鳴る前に目が覚めた。
外は静か,雨の雰囲気はない。

定刻には少し早いが体半分布団から出して着替えを始める
それほど寒いわけではないが,なんとなく布団の温もりから離れるのが惜しい
グデグデしているうちに着替えも終わってしまった。さてどうしようか
目覚ましが鳴るにはあと10分ほどある。

昨日はここで目覚ましのアラームを切ったために、30分の寝坊だった。
この時、4:40
 入院中は,このくらいの時間から朝トレと称しベットの上で手足を動かす
 練習をしていた。
 目を瞑って,両手を上の方から真正面に下ろしてきて,同じ高さで止める
 そっと目を開く。。
『よかった』同じ位置で同じように手のひらを上にして水平だ
 あの頃、これが完璧にできるまでに一月近くかかった。
 左手の高さが合わない,手のひらが勝手に内側に向く。
 自分の感覚と実際との違いに不安を感じていた。
そんなことをふと思い出した。

意を決して布団から出る。
寝ている妻を横目に見ながら起こさないように静かに部屋を出て、階下に降りる。
顔を洗いうがいをする。昨晩少し食べすぎたか,胃のもたれを感じる,
「ヤバいかなあ」今までこんな感じの時にテモダールを服用したことが
ないのでちょと不安を感じつつ,パンと顔を叩いて不安を無視する。
台所に行ってパッケージの袋から取り出す。
ポットから湯冷しを注ぐと思った以上に熱い。

順番変更。先にウォーキングの支度を済ませよう。
 ワイヤレスイヤホンを耳にかけスマホでラジオをかける。
 平日は古楽(バッハとか)が聞こえるが、今日は休日で番組が違った。
 諦めて選局直して音楽が聞こえる局を選択した。
 ランニングウォッチはすっかりウォーキングモード専門になった。
 ライト持って,手袋抱えて準備よし
薬に戻ったら飲みごろの湯温,順番に三錠のカプセルを飲む。異変が起きる前に出発しよう。「気にしすぎるから異変は起きる」と勝手な思い込み。


靴を履いて『さぁ出発』とドアを開けたら、目の前の車の屋根にパラパラと雨粒が残っている。え〜っ今日雨なの⁈もう一度玄関に戻ってスマホで雨レーダーを確認。
『しばらく雨は降りません』バーをずらしても2時間くらいは雲もない。

これなら良いだろう。
気を取り直して出発!

雨は降っていないが天気が悪くて星は見えない。いつもは星が見たくて暗い田んぼの方へ向かうが,今日は一変、反対の街の方明るい道路を目指すことにした
テクテク。今日はジョギング🏃している人を多く見かける。流石に街中か。
そう言えば,この街のマラソン大会が近日開催だ。昨年の今頃はコロナ明けの大会に出るぞって練習していたのが懐かしい。入院した頃は,主治医の先生に,『1年後のマラソン大会に出場を目標にしたい』と大見えを切っていたが,ここまで色々副作用が出るとは想定外だった。距離伸ばす以前に走れない。でも諦めたら終わり。この大会も、一時期は『中止再開見通しなし(予算つけない)』なんて話もあったけど再開されるのは喜ばしい。
来年こそと思いながらランナーたちを見送った。

昔の写真から。こんな街です。この時も霧雨だった!



しばらく行って歩行者専用道路へ、遠く前を歩く高齢者の方に,病室の相部屋だったOさんを思う。確かこの道路の近所だって話したので,同じように散歩しているかも。Oさんも朝は早かった。毎朝4時には起きて,仕事先には誰よりも早く出て、段取りしているって話してた。80歳超えの大先輩。大好きなお店に戻れたかなぁ?

歩き始めて40分経過した頃、パラって音がした。
んっ雨か?ダウンベストの肩あたりに雨粒の跡。あれ⁈当分降らないのではなかったのか?家まではかなり距離があるが。最短コースを一生懸命の一歩手前くらいの負荷で歩く。お薬期間中でなければ、軽く走るけど今それをやったら昼間動けなくなりそうな気がした。霧雨に濡れながら,足早に歩くこと10分,ひどくならないうち帰宅した。
今日は、4.35km 、1時間と少し。12分/kmのスピード。秋の頃よりずいぶんペースが落ちた気もするが,服薬期間中にこれだけ歩ければ良しとするか👍

3時間後,天気は回復。雲は多いが雨は降りそうにない。一生懸命歩いたおかげで倦怠感が半端ではないが,今日はこの後の予定もないからのんびりとダラダラしていよう。でもやはり,屋外は気持ちがいいいい場所を見つけたのでそこで過ごそうかな。




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