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初心者必見!夫婦が資産運用をする前にやっておくべき家計改善マニュアル【心得編】

こんにちは、節約お兄さんです。

インスタグラムで夫婦のお金の問題を解決する情報を発信しています。


今回は「これから家計改善を行っていこう!」といった人へ向けての記事です。具体的な資産運用がどうのとか、預金はいくらで保険はこれくらいかけた方がいい、といったものではなく、大枠を捉えた内容となっております。

また今回の記事は2部制となっており、前編では「家計改善をするにあたっての心得」、後編では「家計改善のアクション」となっております。

家計を改善するだけでなく、夫婦のお金のコミュニケーションを楽しんでもらうべく、”アクション(やり方)"だけでなく"心得(あり方)"の部分もお伝えしていきます。


なぜ"あり方"が大切なのか

僕が考える心得をお伝えする前に、こちらの説明だけ。

SNSの情報は"やり方(いわゆるノウハウ)"にフォーカスした記事が多いです。「どうやったら家計が改善するのか」「どうやったら年間で100万円以上貯金できるか」とプラスの方向に追求するのは大切なことです。が、僕が言うにはどんなノウハウを学んだとしても基礎ができていなければ効果は最大限発揮されません。ポケモンでいうと技が"やり方"、本来のポケモンの能力が"やり方"といったところで、レベル5のプリンが「はかいこうせん」を放ったとしても、レベル100のプリンの「はたく」には到底敵わないということです。

またこれは夫婦に起こりがちなことですが、どちらかが家計改善に熱心になっている一方、「お金に興味がない」の一言で片づけてアクションが円滑に進まないといった問題があります。これはいくらノウハウの部分を話したとしても、夫婦が足並みを揃えない限り、数字は改善されません。さらには、夫婦間でお金の話をしたくないアレルギーが発症する危険性があります。家計を改善する以上、人の感情が介在するので、コミュニケーションを通して家計改善を行っていることを忘れずに。


さて、本題に戻ります。

これから説明する心得についてですが、あくまでも僕個人の主観も混ざっております。この考え方を強制するつもりは全くありません。今回の記事を読んで、夫婦2人で気づいたことをシェアし、「じゃあ、どうするか」を夫婦で見つけていただけたら最高です。


では、いきましょう!


心得①100点を目指さない

めちゃくちゃ大事なことなんですが、100点は目指さなくてokです。また、100点の家計は存在しないと思っていただいても問題ありません。

例えば、もともと貯金が全くできなかった人が「預金は毎月絶対に収入の20パーセントを貯める!」と決めて、20%貯金する月もあれば10%貯金する月もあった場合、20%を基準に置いてしまい「今月は10%しか貯められなかった」と自分を責めるパターン。

もともと出来なかったことが出来たことに変わる事実にフォーカスしたほうが、達成感があり変化を楽しめるようになります。考え方一つで一憂が一喜に変わります。


心得②まずはやってみる

格安SIMで例えてみると分かりやすいのですが、「速度は悪いのかな〜」「口コミで繋がりにくいって書いてるけど、大丈夫かな」「ほんとに安くなるの?」といった質問を頂くことがあります。

結論、まずやってみてから考えてください。新しいラーメン屋さんに行くくらいの感覚で、まず食べてみて美味しいかどうかをあなたの舌で感じてください。

家の購入といったような一般的に人生1度きりのものであれば慎重になるのは当然ですが、携帯のSIMの切り替えで人生が変わることはありませんのでご安心ください。「ああ〜、やっぱり使い勝手悪かった」となれば元のキャリアに戻せばいいわけです。元に戻せたときには、「やっぱり自分には格安SIMが合わなかった」という経験が手に入ります。この経験を1日でも早く手に入れるために「まずはやってみる」を心がけてみてください。


心得③月1,000円を侮るなかれ

「え〜、月1,000円くらいでしょ〜」と思う方もいると思いますが、1年間で12,000円、10年間で120,000円、30年間でなんと360,000円。たった月1,000円でライザップに通えてしまいます。

特に、固定費の見直しに関しては1回の見直しで継続的に削減できるのがスゴいところ。「塵も積もれば山となる」をぜひ体験してください。


心得④「見直し=安くなる」は勘違い

これは保険によくある話なんですが、「保険の見直しをしたら〇〇円安くなったー!」と安くなることにフォーカスした広告が多く見られます。「目的に合っていない保険に加入していた」「無駄と思われるオプションがたくさんついていた」といった理由で保険料を削るということは正解かもしれませんが、そもそも必要な保障が足りない場合は保険料はむしろ上がります。

僕がいうには、節約は"支出の最適化"です。単に安くするのではなく、必要なものにこだわりを持たせて不要なものを削るように心がけましょう。


心得⑤現状を把握しておくべし

ダイエットを始めるのにまず体重計を乗るのと同じで、現状を把握していないことには削減できません。

・いくら払っているか

・契約しているプランは何か

保険関連は証券で確認することができますので、そちらを手元に準備するとで見直しやすいです。


心得⑥"こだわり"は残すべし

先ほどの文中でも出てきましたが、僕が思う節約の定義は「支出の最適化」です。何でもかんでも支出を減らせばいいってもんじゃないです。「家は庭付き一戸建てがいい!」「車はSUVがいい!」「子どもに下宿させられるお金は残してあげたい!」など、家庭によってお金の先にある暮らしのこだわりがあるはずです。そのこだわりはしっかり残した上で、「どうすれば家計が改善できるか」を考えてみてください。

これは実践していただきたいオススメの宿題なんですが、「こだわりたいもの」と「こだわらないもの」を箇条書きでいいので紙に書いてみることです。こだわりたいものやムダだと思うものは人によって違うので、いったん自分の心の中にある欲求を全部紙に書いて可視化しましょう。

またこの書いた紙を夫婦で共有すると更に気づきが得られます。が、注意点として、このこだわりやムダは夫婦間でももちろん違いますので、「これはムダでしょ!」と個人の価値観を押し付けると、嫌な気持ちになったり、また話が一方的に進まなかったりします。まずはお互いの価値観を受け止めて、共通したムダを省くことからスタートさせるのがベターです。お互いのこだわりを活かすための大事な作業だと思えば、同じ方向に進めるはずと僕は信じています。


心得⑦「うちはうち、よそはよそ」

家計を改善する上で「相場を知る」ということはすごく大事なことですが、周りと自分はしっかりと切り分けて考えましょう。家庭によってお金をかけているこだわりの部分も違いますし、年収や親の資産など全て違います。「あ〜、〇〇さんのお宅のお家めっちゃ豪華だな〜」と羨ましいく思う気持ちもすごく分かるのですが、その家庭は実は火の車だった、なんてこともザラにあります。聞きやすい友人に相談することで参考にするのはいいと思いますが、鵜呑みにはしないようにしましょう。うちはうち、よそはよそ、です。


まとめ

いかがだったでしょうか。

「あ、この考え方いいな!」「新しく自分たちで心得(家訓)作ってみよう!」とご自身の家庭に取り入れていただければ幸いです。

後編は家計改善についての具体的なアクションを10個解説しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。


では!

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