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【携帯】48回払いのワナ

こんにちは、節約お兄さんです。


今日(9/20)、iPhone11が発売されました。


また、それに伴い携帯の契約についても総務省が大きな動きを見せましたね。

auやsoftbankでも同様、2019年10月から解約金が1,000円になり、他社に乗り換えがしやすくなるというハッピーなニュース。

その反面、端末代の極度な割引がなくなり「一括0円」などの大幅な値下げができなくなりました(最大値引きが2万円まで)。これは正直痛い。


「解約金かからないじゃんラッキー!」と思う方もいらっしゃいますが、携帯会社は「どうすれば解約されずにそのまま機種変更してもらえるか、他社から乗り換えをしてもらえるか」を必死に考えます。


その中の一つが「半額サポート(S社)」と呼ばれる端末代の負担を半額にするサービス。

今回はそのサービスについて解説していきます。


1.半額サポートとは

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「最新スマホが最大半額だとおおおおお!!?」

と普通の方はなっているのではないでしょうか。

確かにiphone高いし、岡田准一と賀来賢人かっこいいし。


内容はこちら。

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仮に96,000円の端末を買うとなると、

・支払い回数を24回ではなく48回にすることで端末の月々の支払いが半額になる

・25回目の支払いの際に使用している端末を回収してもらうことで残りの端末の残債を支払わなくて済む

というメリットがあります。


「月々の支払いが安くなるしいいじゃん!」となりがちですが、これ、携帯会社の策略なんです。

美しいバラには棘があるように、メリットがあればもちろんデメリットもあるわけです。


というわけで、デメリットも解説していきます。


2.契約しているだけで解約金並みの手数料を払っている

先ほどの画像を再掲します。

スクリーンショット 2019-09-20 11.28.45

一見お得に見えそうですが、右下の「プログラム利用料」という月額390円がかかります。

半額サポートを利用する条件として、こちらの料金を24ヶ月払わないと利用できません。


計算すると、

390円/月 × 24ヶ月 = 9,360円(不課税)

がかかります。


以前の解約金は9,500円(税別)だったので、税込にすると10,260円。


ということは、以前までは携帯を解約する際に10,260円を払わないといけなかったのに対し、半額サポートで携帯を契約すると自ずと9,360円を払うことになります。


「それだったら更新月に綺麗に解約した方がいいんじゃね?」説が浮かび上がります。


3.端末代が半額になるけど、月々の割引も半額?

次にこちら。

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毎月の端末代の支払いが安くなるので、トータル的に携帯料金も安くなるというアピールですが、携帯は端末代の他にSIMカードも契約しています。

SIMカードは端末を購入すると基本的に割引がつくのですが、その割引も半額になります。


仮に割引が毎月1,000円の場合、

1,000円 × 24ヶ月 = 24,000円


半額サポートを契約すると、

500円 × 24ヶ月 =12,000円


となるので、携帯の料金が半額になると12,000円ほど損することになります。

であれば2年契約で都度契約して割引もしっかりもらう方がトータル的に安くなるんじゃない?とも思えます。


ただ、ここに関しては来月から端末代の過度な割引ができなくなるので、もう少し調べてみる必要がありそうです。


4.2年後に機種変出来るが、その後更に4年契約をするハメに

携帯会社やインターネット会社は契約をさせるプロです。

入り口のセールストークは立派ですが、出口は詳しく解説してくれないことがしばしば。

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仮に機種Aを購入した場合、24回払いした後に機種変更すると「残りの支払いが不要になる」と書いています。

ですが、機種変更した後の機種Bのことは全く書かれていないです。



ということでソフトバンクショップに電話してみました。


機種Bはどういった契約になるかを調べてみると、

「半額サポート+」を再度契約する形になる、ということでした。


流れとしては、

「再度新しい契約を行う→端末を回収する→端末を再度48回払い」

となるので、一つのキャリアを長年使っていくのであれば問題はないですが、ずっと端末の残債が残っていくことになるので乗り換えがしずらくなります。


他社への乗り換えを防ぐための手段ですね。まさに蟻地獄。


5.支払い途中で端末が割れると2万円かかる

利用特典を見てみるとこんな条件が。

スクリーンショット 2019-09-20 12.37.14

これまた小さく書いてます。✳︎の部分なんでミジンコレベルに小さいです。

こちらの④を見てみると、「回収する旧機種が当社の査定基準を満たしていること、また〜」と書いてます。


査定基準というのはこちら。

・電源が入らない
・初期化されていない
・ガラス・筐体が破損している
・液晶表示が異常/タッチパネルが動作不良
・筐体が変形している
・メーカー保証が対象外

まとめると、「2年間にちょっとでも不具合があると回収できないよ」という内容。

なので購入して2年以内にガラスが割れたら2万円を払わないといけないです(あんしん保証パック等の保証に入っていれば2,000円で済みます)。

初期化も忘れがちの人も多いので、バックアップはしっかり取らないといけないですね。


さらに、紛失すると回収もできなくなるので、残債が丸々残ります。

このリスクが一番怖いですね。


6.まとめ

いかがだったでしょうか。

ずっと同じキャリアで機種変し続けるのであれば問題はないのですが、2019年10月から解約金が1,000円になったので他社や格安SIMにも移動しやすくなりました。

ただ2年間でも目まぐるしく変化する業界なので、4年間の縛りを設けるのは僕的にはナシかな〜と。2年後には5Gになっている可能性は高いでしょうし。


携帯電話は気軽に契約ができますが、生涯で考えると大きな買い物なので、契約する前は自分に合っているかどうかをしっかり確認してくださいね。


では!!


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