![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74959061/rectangle_large_type_2_0a4920d228955039b6b1536262543e51.png?width=1200)
Usquaebach Reserve
ウィスキーの入門として何がいいって言われたら?なかなか難しい質問です。バーで女性に「ウィスキーはあまり飲まないんだけど、最初はどんなのがいい?」と聞かれて無難なものからいろいろ試したら(もともとかなりの飲み手です)、結局スモーキーなラフロイグを気に入ったなんてこともありました。
それでもあえて何か挙げるとすると、ウシュクベ・リザーブ(Usquaebach reserve)を選びます。とてもバランスのよいブレンデッドウィスキーで、私のお気に入りです。モルトウイスキーが60%、グレーンウイスキーが40%という構成で、熟成年数が10年~18年熟成の25種類以上の原酒を合わせ、その後、シェリー樽で最低6か月後熟されるという贅沢な作り方がなされているそうです。ちなみにウシュクベという名前はゲール語の「命の水」に由来しています。
ストレートがいいですが、ハイボールも悪くありません。豊かな香りと果実のような甘味が爽やかです。スモーキーさとスパイシーさはともに控えめですが、バランスが絶妙で豊かさをさらに増します。私は口の中で少し転がして甘味を楽しみます。余韻は甘いですが、すっきりしていて、くどさはありません。
歳を経ていろんなウィスキーを飲むようになりましたが、最後にはここに帰ってきます。私にとっては、そんなウィスキーです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75013519/picture_pc_b561b1c3fce09059a3d7947d8e3ecca8.png?width=1200)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?