坪内逍遥顕彰碑 風景印と記念碑
岐阜県美濃加茂市にある美濃加茂太田本町郵便局の風景印には逍遥顕彰碑が描かれています。逍遥とはもちろん明治を代表する文学者坪内逍遙を指しています。
坪内逍遙(1859−1935)
坪内逍遙は岐阜県太田村(現在の美濃加茂市)に生まれた小説家・劇作家です。早稲田大学で教鞭をとり、1885年から翌年にかけて長編小説『当世書生気質 』、小説を論じた『小説神髄 』を発表しました。
1891年(明治24年)『早稲田文学』を創刊し後進の育成にあたるとともに、自身は劇作家として活動し、28年全40巻のシェークスピア全集を完成を手掛けるなどの功績がありました。
早稲田大学演劇博物館が1928年に開館したのは、坪内逍遙の発案によるものです。
音源
「ハムレット」などシェークスピア戯曲の朗読を音声で残しています。
記念碑の地図
記念碑は坪内逍遙生誕の地である太田小学校にあります。1962年(昭和37年)1月27日除幕式が行われました。
碑文
美濃加茂太田本町郵便局
風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。
風景印は1985年(昭和60年)10月16日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。
坪内逍遙に関する風景印はこの美濃加茂太田本町郵便局が唯一のようです。
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