鶏声の井 風景印と記念碑
東京都文京区にある文京白山五郵便局の風景印には鶏声の井旧跡碑が描かれています
鶏声の井
江戸時代の初めのこと、このあたりで聞こえる鶏の鳴き声を探して地面をほると金の鶏が掘り出された。その堀った井戸を「鶏声の井」と呼んだ。
この場所は古河藩の土井氏の屋敷であったそうで、この故事を伝えるべく1928年(昭和3年)に碑が建てられましたが、その後2回の移転を経ています。
記念碑の地図
白山五丁目京華女子高前の通りにあります。東京メトロでは白山駅と千石駅の間になります。
碑文
白河楽翁公というのは「寛政の改革」で知られる老中松平定信(1759-1829)のことです。井戸は土井利勝の屋敷でしたが、その近所には酒井家や御三卿の一橋家があり、その際に詠まれた歌だそうです。
文京白山五郵便局
風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。
風景印は1996年(平成8年)8月8日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。
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