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天然記念物大鰻生息地 風景印と記念碑

 和歌山県白浜町にある富田とんだ郵便局の風景印には「天然記念物大鰻生息地」碑が描かれています。

オオウナギ(大鰻)

 大鰻(オオウナギ Anguilla marmorata)というのは、日本人が愛してやまないウナギ(ニホンウナギ Anguilla japonica)とは別種の魚です。熱帯性の魚で日本では南西諸島や沖縄には多く生息していますが、ここ白浜町の富田川も生息地として天然記念物に指定されています。

 オオウナギは、大きいものだと最大で全長2m・体重20kgになります。食用にもなるそうですが、ニホンウナギとは食感が違うそうです。

 大塔総合文化会館ロビーには、昭和11年に東久邇宮稔彦殿下に披露したその20kgのオオウナギの剥製があります。


記念碑の地図

 富田川右岸にあります。Googleマップによると2箇所に石碑があります。




碑文

天然記念物大鰻生息地


富田郵便局

 風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。

 風景印は1986年(昭和61年)2月25日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。

記念碑の背景に描かれているのは「郵便橋」といいます。

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