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八百屋お七の墓 風景印と記念碑

 東京都文京区にある文京白山下ぶんきょうはくさんした郵便局の風景印には八百屋お七の墓が描かれています。

八百屋お七

 江戸本郷の八百屋太郎兵衛の娘お七が放火未遂事件を起こしたことで火刑に処されたのが1683年のことです。

 前年の大火で檀那寺(駒込の円乗寺と伝えられrている)に避難した際、そこの寺小姓と恋仲となってしまいます。翌年、彼女は恋慕の余りその寺小姓との再会を願って自分の家に放火未遂を起したというのが事件のあらましです。

 井原西鶴(1642-1693)がこの事件を『好色五人女』の第4巻に取り上げたことで、八百屋お七は今日まで知られる有名人となりました。


記念碑の地図

 東京メトロ白山駅近くの円乗寺にあります。


文京白山下郵便局

 風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。

 風景印は1996年(平成8年)8月8日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。


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