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讃市川 風景印と記念碑

 千葉県市川市にある市川いちかわ郵便局の風景印には彫刻「讃市川」が描かれています。風景印の説明では「女神像」とされていますが、大須賀力さんによる彫刻作品です。

大須賀 力おおすか つとむ(1906-2009)

 大須賀力さんは、東京都生まれですが、東京美術学校在学中の1927年から市川市に住んでおり制作の拠点となるアトリエをもうけていました。東京美術学校ではジャンルが異なりますが日本画家の東山魁夷ひがしやま かいい(1908-1999)が同期です。千葉県文化功労者、市川市名誉市民でもあります。

 千葉県ゆかりの文化人であるため、多くの作品が市川市をはじめ千葉県内に所蔵・屋外展示されています。

大須賀力  市内の野外彫刻作品|市川市公式Webサイト


記念碑の地図

 市川市役所横にあります。1981年(昭和56年)に設置されたものです。


碑文

讃市川

この像は心のふれあうまちづくりをねがって社団法人市川青年会議所が主催した市川市民チャリティーゴルフ大会の益金と大須賀力先生の協力により建立されました

昭和五十六年十一月十日
彫塑 大須賀 力
題字 市川市長 高橋 国雄
寄贈 社団法人市川青年会議所


市川郵便局

 風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。

 風景印は1997年(平成9年)10月11日から使用開始されたものです。郵便窓口が土日も開いております。


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