チカモリ遺跡 風景印と記念碑
石川県金沢市にある金沢八日市郵便局の風景印にはチカモリ遺跡とその石碑が描かれています。
チカモリ遺跡
チカモリ遺跡は、金沢市の西南部に所在する縄文時代後期から晩期にかけての集落遺跡です。1980年(昭和55年)に発見され、349点の木柱根が発掘されました。
とくに有名なものは、「環状木柱列」というものです。これは直径約60から90センチメートルのクリの巨木を縦に半分に割り、切断面を外側に向けて直径約7メートルの円形に立て並べたもので、全国ではじめて発見されました。この環状木柱列の用途・機能については様々な意見があり、現在でも明らかになっていません。
縄文時代にこれだけの木材加工技術があったことが驚きでもあります。より有名なストーンサークルについてはすでに大湯環状列石でご紹介しました。
ストーンサークルも何らかの祭祀に使われたのではないかという推測がされていますが、環状木柱列(ウッドサークル)同様何のためなのかは分かっていないようです。
記念碑の地図
〒921-8062 石川県金沢市新保本5丁目48
碑文
金沢八日市郵便局
風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。
風景印は2001年(平成13年)12月11日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。
チカモリ遺跡から最寄りの郵便局「金沢新保本」郵便局でもチカモリ遺跡を描いた風景印があります。
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