ゼクスターズ・プリンシパル:ミーリィ1st

まだ誰もノートを書いていないようなので一番乗り、アウェイクンパニッシャーをもらったミーリィのファーストインプレッションを解説していきます。


公式レシピ

公式がレシピを出してくれるおかげで発売週で時間なくても使えますね

旧デッキの解説

以前のミーリィはとにかく6リソースに到達してアークゼクスから《子供たちのお姉さん ミーリィ》を展開し、防御的なカードにつなげて相手の攻撃を受けるというのが典型的な初動でした。

3年前からミーリィの展開起点

しかしメインカラーに緑が絡まないためリソース加速が不安定で、全体的に要求値が高すぎるのが悩みの種でした。すべてのカードを指定された順番にプレイし、かつチャージ・手札に要求したカードをすべて揃えてやっと他プレイヤーと渡り合える。なにより最速で5リソーススタートな上にそこで防御的に動くだけという環境に合わない遅さが時代についていけてないと感じさせるテーマでした。

強化のポイント

今回もらったのはアウェイクンパニッシャーです。

ミーリィチャンカワイイヤッター!

登場時の除去効果、起動による8以下展開と1コストで登場するカードとしては破格の性能。約束イベントで登場しても十分な能力です。しかし余計な一文が。

え?

スリープで登場。登場させたゼクスではそのまま攻撃に使えません。アークを出してもプレイ登場効果がつかないためバーン効果のみです。ほかのデッキが3ターン目にガンガン7コスト降らせながら5回攻撃している世界でスリープで登場とは。IGOB環境だってもうちょっと速度出てたような気がします。
ではこのスリープ登場するカードをうまく使うには?そう、早く出るだけで防御性能を飛躍的に上げるゼクスを採用することですね。このデッキでは以下の2種が採用されています。

トラッシュチャージ絶許号
効果登場の連鎖絶許号

どちらも特定の相手には非常に効果的な防御カードです。相手デッキに合わせて選択する必要がありますので、ちょっと上級者向けのデッキといえます。

デッキの動き解説

では結果的にどういうデッキになったか。
デッキの挙動としては1ターン目はチャージを増やすゼクスor《SHiFT, Make your day.》を使う、2ターン目はデザイアリンカー素出しでリンクを設置。一応約束2連打でダメージを取りながらレイドというルートもありますが、手札が少々厳しめ。3ターン目APと降臨、約束を駆使してチャージをコントロールして防御ゼクスを設置して1ターンを耐えます。え、それって6リソースまで伸ばしてアークプレイするのと違うのかって?実はほとんど同じです。デッキのゲームスピードは変わりませんでした。それどころかスリープで出す縛りが加わったため重要な攻撃性能を手放す決断をせざるを得ません。

貴重な、本当に貴重な+1打点

手に入れたのは絶対的…というと少し厳しめではありますが、以前から比べるとはるかに向上した安定性です。リンクゼクスは要求されていますが最悪AP単体なら3ターン目の約束でも出せますし、出しさえすればチャージの用意はそこまで難しくないため防御カードを出すことはできます。防御カードで1ターンを耐えられれば、アークゼクスを利用して展開を狙えます。

どの程度のデッキパワーなのか

では立ち位置としてそもそもどうなのか。結論としては厳しいと言わざるをえません。防御カードで1ターン稼ぐといいましたが、最悪の相手に対して防御カードがその性能を発揮できません。

まーたお前か

シンプルに登場するだけで1コストのパワー13500、リンクの効果で絶界と5コスト以下バウンスと後続確保までついてくるMs.インチキ。このカードに対して防御カードは一切機能しません。対策しようと思うと本当に対策しづらくてびっくりしますね。
また単純に5リソーススタートなため、相手が先手の時には基本間に合っていないということもあります。だからこそ原初アイコンが採用されているのでしょうが、十分かといわれると厳しめです。アークゼクスが本当にチャージをいじめるだけのカードになり果ててしまうのも厳しいところ。

シナジー重視の良カード…だったんだけど

3コスト以下シナジーを支えつつ横展開のための強力な除去効果を提供する、素晴らしいカード。しかし《子供たちのお姉さん ミーリィ》が抜けたことでただ3コストのゼクスを出すだけとなってしまいました。もう少しこう…なにか…ねぇ。
総評としてはこのままでは少々厳しいと言わざるをえません。先手をもらってようやく五分五分、といったところでしょうか。

これからの方向性

まだまだ可能性を感じるカードではあります。輝聖と合わせれば十分強力な防御札として機能させられますし、シフトで5色ゼクスを出せるため3色降臨と合わせてさらに防御面を突き詰めるのも楽しいかもしれません。



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