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記事一覧

ぼくは小説が書けない

 ぼくは小説が書けない。いや、書いたことがないってわけじゃない。小学校の国語の時間に「お…

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ぼくには姉がいない

 ぼくには4歳年上の姉がいる。成城大学という知名度が高いんだか低いんだかよく分からない都…

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ぼくは彼女を騙している

 ぼくには一年前から付き合っている彼女がいる。ぼくは大学の放送研究会というやつに所属して…

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ぼくの彼女はお酒が飲めない

 ぼくの彼女はお酒が飲めない。これはぼく自身は全然憶えていなくて本人からあとで教えられた…

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ぼくは彼女に打ち明けたくない

 ぼくの彼女はぼくをおびき出すのが上手い。横浜赤レンガ倉庫で時間を過ごした日の帰り道、由…

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ぼくはノンケに初恋をする

 ぼくが初めて男の子を好きになったのは高校2年生の時だった。それまでも自分が男性に性的関…

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ぼくの彼女はぼくに気を遣う

 ぼくの彼女はぼくに気を遣う。こう表現するしかなさそうだからこう表現するけど、由梨との3回目のデートは、つまり今日こそは「ぼくはゲイなのであなたと付き合えません」と告げなきゃいけないデートは、池袋の地を舞台に実施された(大げさな書きぶりだな)。お昼過ぎに待ち合わせて、カフェのある公園でのんびりしたあと、サンシャインシティのところのプラネタリウムへ行った。ぼくはコンビニでバイトをしているんだけど、朝勤務終わりで疲れがとれていなかったから、プラネタリウムでは後半ぐっすり熟睡してし

ぼくは彼女と映画館へ行く

 ぼくは大学の放送サークルで音声ドラマを作っている。放送サークルでいうところの「音声ドラ…

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ぼくは女の子に告白してしまう

 池袋での3回目のデートでも結局ぼくは「ゲイなのであなたとは付き合えません」と言うことが…

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ぼくはほうじ茶が好きだ

 ぼくはほうじ茶が好きだ。大学の学食ではドリンクサーバー(無料)からいつもほうじ茶を選ん…

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ぼくはお酒に酔えない

 お酒はひとを開放的にする。お酒を飲むと、ついつい自分の秘密をしゃべりたくなる。言ったら…

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ぼくは彼女の初めての彼氏だ

 ぼくはぼくの彼女の初めての彼氏だ。由梨みたいなかわいい女の子にこれまで彼氏がいなかった…

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ぼくは彼女とセックスしたくない

 ぼくは彼女とセックスしたくない。そのわけは簡単。ぼくがゲイで、彼女が女性だから。でも、…

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ぼくの彼女はちいかわが好きだ

 ぼくと彼女は吉祥寺に出向く際、必ずと言っていいほどコピス吉祥寺に寄る。吉祥寺駅北口から徒歩2分、ロフトの隣にある商業施設だ。ぼくらはもはやその商業ビルをコピス吉祥寺という正式名称では呼ばない。単に「コピス」と呼んでいる。ぼくは「コピス」の意味を知らない。きっと何か深遠な意味があるのだろうが、とりあえずいまのところ調べるつもりはない。ちなみに、ぼくと由梨のあいだで「コピスってどういう意味なんだろう?」なんて深刻な会話が交わされたことはない(交わすつもりもない)。  ぼくらは