現場のリアルな声をお届け!現役私学教員インタビュー(No.1)
こんにちは。
今回は私立の先生を対象にインタビューをおこないました。
私学で働くことになった経緯や採用試験の内容、勤務校の実情など、現場のリアルな声をお届けします!
今回インタビューにご協力いただいたのは「橘さん@理科教育」です。
・教員歴:10年弱
・勤務地:関西
・校種:中学校
・教科:理科
・職歴:私立(専任)→私立(非常勤)→私立(常勤講師→専任)
今回のインタビューはテキストの形でおこなったため、一問一答形式になっています。
Q:どうして(公立ではなく)私学の教員になったのでしょうか?
A:独自色の強いカリキュラムを持っているため。自身が私立中高出身というのと、公立にあまり良い評判を聞かなかった、というのもあります。私立は施設面でも公立より良いところが多いので。
Q:前任校や勤務校の採用試験はどのような試験が課されたでしょうか?
A:前任校は人事面接→管理職面接(模擬授業含む)→役員面接。
現任校は管理職面談(面接じゃなくもうちょっとフランクな感じ)→管理職&主任面接→筆記試験(模擬授業はなかったです)
Q:採用試験を受ける際に気を付けたことなどがあれば教えてください。
A:特にありませんが、HPはすべて読み込みました。また、ICT環境など気になることがある場合は、HPだけでなく、他の研修会など検索で引っかかったところは読みました。
Q:休日は何曜日でしょうか(どのような勤務形態になっているでしょうか)?また夏休みなどの長期休みはどのような勤務形態でしょうか?
A:前任校は日曜日と祝日、土曜が月に1回程度。 夏休みは勤務時間が前後30分ずつほど短くなります。お盆は一律の休みではなく、特別休暇3日付与、という形でした。とはいえ研修や会議も多かったです。
現任校は日曜日と祝日、あとは平日の半日休暇が2日あります。 長期休暇も変わりませんが、お盆は1週間休業日。他は年休取得推奨日という形でしたが、高2,3年は夏期講習で忙しそうです。 春休みも3日くらい休業日がありましたし、長期休暇の休業日は多い方だと思います。
Q:1校目を専任でありながら退職した理由を教えてください。
A:管理職との方針の違いと休日が無さすぎるためです。
Q:部活動の顧問は何部を担当されていますか?
A:文化部2つ
Q部の活動はどの程度でしょうか?
A.1つは週4 、もう1つは週1
Q普段の退勤時間は何時頃でしょうか?
A.18〜20時
Q現在の収入はどの程度でしょうか?
A.今年から専任になったので詳しくはわかりませんが、説明の時に聞いた話では額面で年収550万くらいだったと思います。
Q現在転職を検討しているでしょうか?
A.人間関係も良いですので、特には考えていませんが、いつ何があるかわかりませんので、可能性は考慮に入れています。
Q私学を目指す教員志望者に一言アドバイスなどをいただければ幸いです。
A.私学はホワイトなところとブラックなところが公立以上にキッパリ分かれます。 いろんな学校を経験するのが良いと思います。公立も受験して、私学も受験して、いち早く正規で採用された方にすると良いと思います。最終的に私学に行きたいとしても、教員採用試験合格したこと、公立で教えていたことはアピールポイントにもなりますので、ヘタにこだわりすぎず、チャレンジしてください。
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最後の「いろいろな学校を経験するのが良い」というのは本当にその通りだと思います。私学=移動がない、というのは制度上の話であって、なかには公立よりも人の出入りが激しい私学もあります。環境が悪かったり、学校の方針と合わないのであれば、その私学にこだわりすぎず、「橘さん@理科教育」が言うよう、次にチャレンジすべきでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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