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私学の入試手当は安すぎる!!!

こんにちは。
今回の記事は私学の入試手当についてです。

年が明け、各地で私立中学・高校入試がおこなわれています。
公立の場合は推薦入試などを除き、そこまで入試業務が多くない一方、学校独自の試験がおこなわれる私学の場合その業務は多岐にわたります。

こうした業務は入試手当として支給されますが、その額は経験上10万円前後です。
勿論、下の資料などを見て分かるようこの額より低い私学もありますし、作問担当や各業務の責任者など立場によってもその額は変化しますが、個人的に入試手当は安すぎるのでは?と思っています。

「私学教職員の諸手当等に関するアンケート調 査 報 告 書」

「twitterのアンケート調査」


入試手当は試験日だけではなく、そこに至るまでの準備も含まれますが、基本的に入試が終わった段階から次年度の準備が始まります。例えば以下はある私学の昨年の学校説明会の日程です。

春先の5月の段階から始まり、計18回もの説明会が実施されています。内容までは分かりませんが、これだけの数の説明会を準備する労力と負担は大きいと思います。また、この私学は学校説明会とは他に3回のオープンスクールが実施されています。

さらに入試に関しても、以下のよう中学4回、高校4回おこなわれています。
そのため、学校側は推薦入試を除く7回分の問題を作成することになります。作問は絶対にミスが許されない非常に神経をすり減らす業務になります。

こうした業務の他、入試当日は受付、監督、採点、結果集計などの業務があります。作問同様、緊張感のある業務です。また、今年度は新型コロナウイルスのため例年通りの運営が難しく、+αの業務も想定されます。

この私学の入試手当の額は分かりませんが、これだけの業務で10万円前後だとしたら少ないのではないでしょうか?上述したよう、入試業務は絶対にミスが許されません。何かあれば新聞などのメディアなどで報じられ、場合によっては今後の入学者(受験者)の減少へと繋がります(既に今年度の出題ミスなどが新聞で報じられています)。


このように入試業務は量的負担と精神的負担が非常に大きいのが特徴です。そう考えると、もう少し手当は高くても良いのでは?とも思ってしまいます。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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