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Twitterで初めてイラストが1万いいねまで伸びたので理由を考えてみる

鉄は熱いうちに打てということで。

先日投稿したマンハッタンカフェのイラストがなんと1.2万いいねまで伸びました。
今まで人生の中で投稿したものの中で一番伸びたイラストはとある好きな配信者のFAでいいねの数は700ほどだったので、4桁すら初めてだったのにまさかの5桁まで突破してしまって自分の中でとても驚いています。
見ていただいた皆さん、本当にありがとうございます。

https://twitter.com/shifulu06/status/1459823428123381763?s=20

いいねやRTが伸びる中でフォローしてくれた方も数多くおりまして、470人ほどだったフォロワーが今や730人ほどになってしまい、フォロワーの約1/3がトレーナーの皆様となってしまいました笑

現在私はイラストでお仕事をいただけるようになることを目標として日々絵の練習をしています。仕事をする上で、今回のように評価をいただけるイラストを描けるようになることは必須と言えます。
数字を気にしすぎるのも良くないですし、数字がすべてではないことも確かですが、今回のような結果を今後に活かしたいと思ったので、今回なぜ数字が取れたのかを分析していこうと思います。

私が「これがなかったら達成できなかった」と思う事柄について一つずつお話していこうと思います。

人気ジャンルの人気キャラクターであったこと

言うまでもなくこれは一番大きな原因であると思います。これが9割程度占めているといっても過言ではないです。

【ウマ娘の人気はすごい】
マンハッタンカフェはキャラクター・ビジュアルどれをとってもとても魅力的で人気のあるキャラクターです。ウマ娘はみんなかわいいですが、この子は特にファンが多いキャラクターの一人だと感じます。(私もとても大好きです)
これを期にウマ娘のファンアートを少し巡回してみましたが、どの絵のいいねもRTも他の作品のファンアートより多くついている印象を受けました。このイラストはpixivにもアップしたのですが、そちらではあまり評価がつかなかったので、ウマ娘のファンアートを求めている人はTwitterに多いのかもしれません。対してブルーアーカイブのシロコちゃんのイラストを以前上げたのですが、そちらはpixivではルーキーランキングに乗るほどの反響をいただいたものの、Twitterでは100いいねほどしかいただけませんでした。作品によって市場の違いのようなものがある可能性が高いですね。

【ハッシュタグの有効性とその役割】
また、二次創作を投稿するうえで気をつけていることは、作品名とキャラクターのハッシュタグをつけることです。今回だと「ウマ娘」「マンハッタンカフェ」の2つを付けていますね。
ハッシュタグは本来その作品が好きな人に届くようにという意味を込めてつけられますが、私は違う利点もあると思います。その利点というのは、「その作品を知らない人が見てなんのキャラか分かる」ということです。つまりハッシュタグはイラストの説明として機能するのです。
イラストをツイートする際、ツイートの文章の部分にイラストのタイトルを入れると思います。そのタイトルのみだと、作品を知らない人がイラストを見たときになんの作品のキャラクターなのか、オリジナルなのか分からずにツイートをスルーする可能性が高くなります。作品名とキャラクター名が入っていることで何のキャラクターか分かり興味を持ってもらいやすくなるため、ハッシュタグがあるほうがメリットが大きいと感じます。(あくまで私の感覚の話なので、特にデータ等はありませんが…)また、イラストのタイトルにキャラクター名を無理に盛り込まなくていいのもいいですね。
ハッシュタグのつけ過ぎはいいイメージを持たれないので、作品名とキャラクター程度で抑えたいですね。

「仕掛け」を入れたこと

今回、イラストにはカフェのことをよく知っている人には分かる表現を盛り込みました。

【カフェの大事な要素である「お友達」】
まずカフェを知らない方に少し説明すると、カフェは他の人には見えないものが見え、普段その存在と会話したり一緒に走ったりしています。カフェはその存在を「お友達」と呼んでおり、彼女の走る目的はそのお友達に勝つこと。勝って顔を見ること(普段は後ろを追いかけているだけなので顔が見えない)だそうです。ちなみにそのお友達はカフェとそっくりな見た目をしているだとか。私はカフェを表現するにあたって、カフェが目標にしているこの「お友達」に目をつけました。何とかお友達をうまく表現できないかを試行錯誤し、ラフ三枚を経て今の構図に決めました。

マンハッタンカフェ3

【キャラクターソングのフレーズをタイトルに】
また、イラストのタイトルに「ねえ、早く連れて行って」とつけました。これは「楽園」というカフェのキャラソンの出だしのセリフです。
このセリフとこちらに手を伸ばす絵の構図がとてもマッチしてよかったので、これをタイトルとしてつけました。

https://music.apple.com/jp/album/%E6%A5%BD%E5%9C%92-2021-remastered-version/1578458638?i=1578458640

これはとても意外だったのですが、他のファンアートを見てみると、お友達を題材にした絵は意外と少なかったです。お友達を画面に忍ばせたこととキャラソンのタイトルが合わさって、分かる人には分かるというものを散りばめたことで見た人に楽しんでもらえたのかなと思います。
実際に頂いたリプライや引用RTにはカフェのキャラソンだ!楽園だ!という感想をたくさん頂いたので、伝わってよかったなと思いました。

かかげ先生の添削配信を見たこと

今月からかかげ先生のYoutubeのメンバーシップに登録しておりまして、かかげ先生の添削配信をたくさん見させていただきました。

この絵自体に添削はしていただいておらず、添削自体も他のイラストで一回していただいただけなのですが、他の方のイラストの添削を見ているだけでも勉強になることがめちゃくちゃ多くて本当に助かっています。

【シンプルで簡潔な添削】
かかげ先生の添削は他の方と比べて短くたくさんの内容を添削していただけるわけではありません。それが逆によいというか、まずそのイラストの一番良くないところを指摘してくれるので、次何を改善したほうがいいかというところが明確になります。

マンハッタンカフェ4

カフェの絵のラフがこちら(↑)です。このラフを描いたときはまだ添削配信を見る前だったのですが、見てるうちに色んな知識が増え、覚えたことを逐一この絵に取り込んでいきました。取り込んだのは主に人体の部分で、頭の形、顔の違和感、パーツの位置、目線の調整などを頑張っていました。目の位置は何度も何度も調整して違和感を取り除いていきました。

マンハッタンカフェ5

まだ頭の大きさ等に難がありますが、これも描きながら修正していきました。

特に目線は大事な部分で、意外とこちらを見ていると思ってても目線がずれてしまっていることが多いです。目線を合わせることでキャラクターの魅力は一段回アップします。と、かかげ先生は口酸っぱくいつも言ってるので目線は何度も修正しました。気になる方はぜひかかげ先生の添削配信を見てみてください。

目を綺麗に塗り込んだこと

結構絵を描く方にとっては当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実は私はあまり目の塗りにはこだわりがなく、さらっと塗って終わりにしていました。
今回の目はそこそこ綺麗に塗れたのですが、実はこれは偶然の産物でして、本当はここまで塗るつもりがなかったのが本音です。

マンハッタンカフェ7

カフェの目は黄色でハイライトがなく、そのままだとどうしても目が怖くなってしまい、どうにかできないかと試行錯誤をしました。公式を無視してハイライトを入れるという手もあったのですが、ミステリアスな感じにならないためカフェの魅力をそこなってしまいます。そのため色んな絵師さんの目を参考にして塗り重ねることで綺麗な瞳にできました。
進捗を落書きアカウントであげていたのですが、そのときに複数人の方から「目が綺麗」と感想をいただけましたし、絵が完成したときも引き込まれるような目がこちらを見ているさまに自分の絵なのにいいなと感じました。

目はとても大事な部分なんだと再認識させられました。

時間をかけて描いたこと

カフェの絵を描こうと思い立ったのが10月末で、完成したのが11/15だったので約半月この絵にかかりきりでした。もちろん平日はほぼ仕事なので、平日の空いた時間や休日を使っての半月ですし、11月前半は基礎練習をしていたため実際の作業時間はそこまで多くはないです。
たくさんの試行錯誤をして魅力を高め完成まで持っていけたことで今回のような結果になったのかなと感じています。
ラフを描いた勢いでそのまま完成に持ってきていたらこの結果はなかったと思います。

ただ、時間をかけることがいいことではなく、むしろ仕事をする上では不利になります。実際はもっと早く完成させて、反省した上でその反省を次の絵に活かすを繰り返すほうがいいと思っています。そのあたりは課題だなと感じています。

これからどうするか

元々、今月はキャラクターの勉強。来月は背景の勉強。その次の月はキャラクターデザインの勉強をしてポートフォリオを作ろうと考えていました。

今月と来月は二次創作をして色んなキャラクターを描いてデザイン等の知見をためて、その得た知見で再来月のデザインの勉強に活かそうと考えていたので、当初の予定通り今月はキャラクターイラストを描き続けたいと思っています。その中でまた今回のように数字が取れたら嬉しいなと思っています。

最終的には、うちの子たちで同じ数字が取れるくらい魅力的なイラストが描けるようになりたいです。そうなれるように、今まで以上に努力していきたいと思います。

最後に

元々このイラストの構図案の段階で、「自分の最大限の力をもってカフェを表現する」という目標がありました。
先月末くらいにカフェを描きたいと思い立って色々彼女のことをたくさん調べていて、その中でたくさんのファンアートを見かけました。もちろん人気のキャラクターなのでファンアートも多く、かっこいいカフェもかわいいカフェもありたくさんの素敵なイラストが溢れていました。そのときに、こんなにも素敵な絵が溢れているのだから、わざわざ自分が描く必要なんてないのではと思い、一度描くのをやめようかと考えていました。
そういうふうに知り合いに話をしていたところ、「お前しか描けねえもんを描くんだよ!!」と言われてしまい、そこで自分しか描けないものってなんだろうということがとても気になり、「自分の最大限の力をもってカフェを表現する」という挑戦をしてみたいと思ったのです。

https://twitter.com/shifulu06game/status/1452293420630695937?s=20

私は絵のスキルの一つである絵づくりの部分が苦手ということを以前から自覚しており、今回カフェを全力で表現するということは、その絵づくりの部分と全力で向き合うこととなったためとても苦労しました。
画面のライン作り。伸ばした手と散らばった髪で遠近感を出す。星型のランプの配置はちゃんとジグザクになるように散らすなど、自分が知ってる限りの絵作りの知識を詰め込み、たくさんの人に見てもらえた結果となったので、頑張ったことが報われた感じがしてとても嬉しかったです。

マンハッタンカフェ9

色んな要因があるのは間違いないですが、自分にもこれだけの人がいいと思ってもらえる絵が描けたんだということがとても自信になりました。

また、もっと嬉しかったのが、私の絵が伸びたことをたくさんのフォロワーさんがお祝いしてくれたことでした。その中には私の落書きアカウントをフォローして進捗を見てくれている方もいて、その方たちが頑張ってるの見てたから伸びてよかったと声をかけてくれてとても嬉しかったです。この記事を読んでくれているか分かりませんが、リプライをくれた方、本当にありがとうございました。

数字が全てではないですが、自分の自信につながる大きな一歩だったと思います。
これからもっといい絵が描けるように一層努力していきたいと思います。

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