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オンラインカジノへ誘導「ライトアッププロムナード・なら」無断模倣サイトに注意呼びかけ

こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を一部抜粋しご紹介します

・今回の解説ニュース
・第三者がドメインを再取得できるようになる過程
・模倣された偽サイトへの対策

今回の解説ニュース

有効期限の切れたドメインが再取得され、模倣サイトが作成されてしまったということです。第三者がドメインを再取得できるようになる過程や、模倣された偽サイトへの対策について説明します。

今回のインシデントは、過去に県の関係団体が開設していたホームページを無断で模倣したサイトが作成されており、オンラインカジノへ誘導されているものです。原因として、県関連団体が過去に使用していたインターネットドメインの第三者による再使用が挙げられています。なお、全庁調査を実施したところ、新たに同様の事案が4件判明しています。

対策として、県公式ホームページ及び公式SNSで注意喚起を実施しています。

第三者がドメインを再取得できるようになる過程
第三者がドメインを再取得できるようになる過程として、有効期限が切れたドメインの猶予期間が過ぎてしまった後は、誰でも再取得できる状態になってしまう可能性があります。

ドメインを管理する多くのレジストラでは、ドメインの有効期限が切れてしまっても猶予期間を設けており、この期間内に手続きを行うことで、元々の所有者が再取得することができるようにしています。猶予期間はレジストラによって異なりますが、一般的には30日から90日程度が設けられています。

猶予期間を過ぎてしまった場合は、救済措置の期間や削除待ちの状態を経て、誰でも再取得できる状態になってしまいます。猶予期間内に手続きを行うことができれば、比較的簡単に再取得することができますが、猶予期間を過ぎてしまうと、手続きが複雑になったり、高額な手数料がかかったりする可能性があるので注意が必要です。

その他のトピック

模倣された偽サイトへの対策
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