（４）進化するスピリチュアル

　適切なスピリチュアルの説明をさせていただきましたが、適切という概念の中にとても大切な要素があります。それは進化するということです。そして、進化するスピリチュアルということこそ、この本の主題でもあります。
　私自身がスピリチュアルに携わっている形の最大の特徴は、多くの霊能者、霊的敏感なタイプの人たち、チャネラーと呼ばれる人たちとご縁があり、一緒に霊的な処理をしたり、そういう人たちの相談に乗ったりしている点です。そういう経験の量ではトップに入ると思っています。
　そして、その中で年々対応方法も進化してきました。１年前とはやり方が違うとか、１年前にはなかった方法を使っているというのが多々あります。私の手法は、年々というより、毎月毎日進化しているのです。
　世の中の物事は全て進化しています。それは昔の知識や技術、ノウハウを土台にして、より良い方法が日々生まれて来ているからです。宗教とかスピリチュアルな分野も本来はそうであるべきです。
　例えば、昔は全て手作業だった掃除や洗濯は電気製品がやってくれ、手書きの文書は、パソコンやワープロで作られるようになり、インターネットにアクセスするのに複雑な手続きやモデムなどの機器が必要だったものが、スマホの時代には不要になる。世界は日々進化しています。
　さらに言えば、土台となる知識やノウハウがネットに載り、多くの人がそこにアクセスできるようになったことで、この進化はますます加速しています。宗教とかスピリチュアルな分野でも、当然そうなるべきでしょう。
　もちろん、温故知新で土台となる古い知識やノウハウ、伝統といったものを疎かにしようという話ではありません。同じことが実現するのにもっと簡単で、時間もかからず、論理的に分かりやすい手法があれば、それを使おうと言っているのです。
　これからいくつか、私が気付いて、そして霊能者やチャネラー的な人たちと検証した、知識や技術、ノウハウなどをご紹介させていただきます。これらの技術やノウハウは、オープンソースなので、自由に使っていただいて構いません。何かの伝授を受けないと他の人に伝えていけないとかの制限はかけていません。もちろん一般的な著作権的な権利は尊重していただきたいと思っていますが、こういう知識や技術、ノウハウは誰かが管理するものではなく、宇宙の財産だと思っているからです。
　また私のやり方にこだわっていただく必要もなく、さらに進化させていただけるのであれば、それは素晴らしいことだと思っています。多くの人が新しい土台を作り、またその土台をベースに次の人が新しい土台を作っていく、そういう連鎖が始まれば良いかと思っています。
　宇宙の本質は無限の進化です。様々なパターンを試行錯誤しながら、より良い形を求めて常に進化し続けています。これから、その土台の一部をご紹介させていただきます。