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新卒者の皆さんへ。新卒だった頃の私に会えるなら、いま伝えたいこと|SHIFTのブログリレーDAY.1

ーこの春、頑張るあなたを応援したい!ー

こんにちは!SHIFTの公式note「SHIFTグループ技術ブログ」編集部です。
この春、新社会人になられた方や、転職など新天地でのスタートを切られた方など、今を頑張るすべての方へ(勝手に)エールを贈りたい!
今自分たちがもっているノウハウや経験を、書いてつないで、頑張るあなたに届けたい!そんな、“おせっかい心”から生まれた期間限定の企画です。

・GW明けから勝負本番!良いスタートダッシュを切りたい!
・新人扱いしてもらえる今のうち!やっておくべきことは?
・みんなが優秀に見える・・・これから大丈夫かなあ。

そんなさまざまな気持ちに社会人の仲間として、ときには少し先輩として、SHIFTの公式ブロガーたちが全力であなたに伴走します。
少しでも、今を頑張る方の前へ進む力になれますように。
みなさまにご一読いただければ幸いです!《開催期間:5/1-25》



はじめに

こんにちは。株式会社SHIFT、DAAE(ダーエ)部の栗山です。

今日は新卒の方々に送るメッセージということで、「私が過去にさかのぼって新卒の頃の自分に出会えるなら伝えたいこと」を書いていきます。

新卒の方々の一助になれば幸いです。

ちゃんと理解する&なるべく根本から理解する

私は現在DAAEでソフトウェアエンジニアをしていますが、新卒の頃は考えるのがおっくうで、動きそうなソースコードをコピーして、それが動けばOK! というような感じでプログラムを組んでいました。

ソフトウェアの仕様についても「なぜこのような仕様であるのか?」といったことを考えたり、確認したりはせず「自分がやるのはプログラムの作成だから、仕様はお客さんとやり取りする人が決めてください」というようなスタンスでした。

そんな過去の私に出会えるなら、今の私は以下の2つのアドバイスをします。

  • ちゃんと理解すること。

  • なるべく根本から理解すること。

なぜならこの2つのことをするようになってから、私はソフトウェアエンジニアとして大きく成長できたからです。この2つの要素が、私が成長できた要因の中で、思いつく限りのもっとも根本的なものだと思うからです。

ちゃんと理解することがなぜ大事か?

私が動きそうなソースコードをコピーしていた頃は、都度そのためのソースコードをGoogleで検索して探し、見つけたものが動かなければまた探す、ということを繰り返さなければなりませんでした。

作りたいものがいつ作れるか目途が立たず、ちょっとした修正や状況の変化でソフトウェアが動かなくなってしまい、私の開発は安定したものとはとてもいえないものでした。

「ソースコードをちゃんと理解する」というのは、言い換えると「ソースコードにおける不明点を限りなくゼロにする」ことです。
なかなか難しいことではありますが、これができるようになるにつれて、私の開発力は向上しました

作りたい機能を作るための道筋を自分で立てられるようになり、また、それにどのくらいの時間がかかるか、気を付けなければいけないことは何か、といった開発における大事なポイントもわかるようになりました
そういったことをお客様やマネージャーに説明するといった方向で仕事の幅を広げることもできました。

「ちゃんと理解すること」は知的な体力を消費する仕事です。
しかしそれに見合った対価を受け取ることのできる仕事だと思います。
過去の私のように「考えるのがおっくう」という傾向のある方はぜひ実践していただければと思います。

なるべく根本から理解することがなぜ大事か?

次に、「なるべく根本から理解する」についてです。
例を挙げると、ソフトウェア開発においては「決められた仕様をただ実装する」のではなく「仕様の意味やそのような仕様になった経緯を理解した上で実装をする」ことです。

これにより、本当の意味で正しいものを作ることができます
「決められた仕様をただ実装する」のでは、仕様を決めた時点でミスがあれば、それで終わりです。

対照的に「仕様の意味やそのような仕様になった経緯を理解」していれば仕様自体にミスがあれば、実装する前に気づくことができます。そしてそれが本当に正しい仕様なのか確認したり、より適切な仕様を提案することで、本来、作りたかったものを作ることができるようになります。

「適切な仕様を定めること」はとても難しいものです。
お客様もマネージャーもとても苦労することです。
そのため「適切な仕様を提案できるエンジニア」はとても重宝されます。

「根本から理解すること」も「ちゃんと理解すること」と同様に知的な体力を消費します。しかしこれらを行うことで、提供した労力以上の対価を得ることができるでしょう。
給与や評価だけではなく、自分の能力の向上という果実を。

「サーチインサイドユアセルフ」を読み、なるべく多くのことを実践する

サーチインサイドユアセルフはGoogleの元エンジニアが書いた本で、多くのことが書いてあるのですが、私なりにその内容を一言で言い表すならば以下です。

「自分の感情や心、意識の向け方をコントロールすることで、自分の能力を最大限に高めるとともに、幸せに生きるための方法について具体的に書いたもの」

内容の多くは「マインドフルネス」や「瞑想」「EQ」についてのものです。
これらは幅広く応用の効くスキルや考え方ではありますが、今回は読者がイメージをつかめるように、具体的なものをこの本から取り上げ、説明したいと思います。

それは「他人と的確なコミュニケーションをとるための方法論」です。
具体的には「他人の話を聞くときに、全力でその人が伝えたいことを理解する」ことです。

他人の話を聞いて理解することは難しい

「他人の話を聞くときに、それを理解するのは当たり前ではないか?」と疑問に思う方もいるでしょう。しかしながら、他人と的確なコミュニケーションを取るために、これは大事なことなのです。

なぜならば、人間は他人の話を聞くときに、元から自分の中にある世界観や思い込みを前提にして、それにあてはめる形で他人の話を理解しようとしてしまうからです。

よく言われることですが、「人間は見たいものしか見ない」し「聞きたいものしか聞かない」のです。他人の話を本当の意味で理解するには、自分の中にある思い込みや世界観、常識から離れ、相手の立場に立って、というよりは相手になりきって、相手の中にある世界観や価値観、知識など、相手の考えの前提となるものの上に立って、相手の話を聞く必要があるのです。

このように話すと「他人の話を理解する」ことは簡単なことのように思えて、実はとても難しいことであることがわかるでしょう。

相手の話を深く的確に理解することができれば、返答をすることも容易になります
相手が何を伝えたいかを的確に理解しているため、それに対する返信は自然と的を得たものになるからです。

「私は話すのが苦手」という人の多くは「相手が伝えたいことを把握する」ことに失敗しているケースが多いです。そもそもスタート地点に立つ時点で失敗しているのですから、うまくいくわけがありません。

また会議の場で話がかみ合わない時も、お互いの話を理解できていない場合が多いです。こういった場合は、いったん落ち着いて、互いの前提や目的を確認し直すのがよいでしょう。同じ事象であっても、異なる立場から眺めると、同じようには見えないものです。

今回取り上げた内容はサーチインサイドユアセルフの一部です。
この本には多くの役立つことが書かれているので、本に書いてあることを一つでも実践し、自分のために役立てて頂けると幸いです。

最後に

今日は新卒の方々に送るメッセージとして、「私が過去にさかのぼって新卒の頃の自分に出会えるなら、何を伝えるだろうか?」と考え、その結果「優先的に伝えるのはこれだろう」と思うことをまとめました。

本記事をお読みいただいた方に、何かわずかにでもプラスとなるものがあれば嬉しく思います。

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執筆者プロフィール:Kuriyama Akira
DAAE開発エンジニア。コーヒーの焙煎はAIにできますかね?

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