ボタンひとつで、1000円で、世界の何処かの命が救われるアプリをつくる

サッカーも応援し、地元福山市や京都府のDXに関わろうとし、生まれ故郷の保育園に寄付をし、職人の世界を残そうと新しい事業を個人で立ち上げたり、埋もれた才能があるとアール・ブリュット（障がい者アート）を企画し、堀江さんの宇宙開発に寄付をし、シフトという上場企業を経営しながら、資本主義の権化のような仕事をしながら、株式市場と毎日対面していますが、自分でも毎日何をやっているのか、訳が分からなくなってきました

これを、究極のADHD、多動癖というのでしょうか

周りの人は迷惑極まりないと思います

でも巻き込まれる人生もあると思います

そして、自社のコンテンツ以外で他社のビジネス系ではあまり外部に出たくない僕ですが、ジャパンハートの吉岡さんの依頼とあれば、断る理由がない

あの名言が思い浮かびます

「イエスかハイか」

昨日、ジャパンハートの吉岡さんと対談して、アプリを作るって言っちゃったんですよね

https://www.japanheart.org/
（年間2000件も無償で手術をする国境を超えた吉岡先生率いる医療機関）

どんなアプリか

実は昔から分かってはいたんですが、世界には1万円でも、1000円でも救える命があると

人に値段がついていると思うと、倫理観が揺らぎますが、現実なんですよね


2015年かなあ、ジャパンハートの拠点であるミャンマーに行きました
（ミャンマー訪問時の様子：2015年当時）

そこでは自動車とかバイクの事故が日常茶飯事に起きていて、目の前で事故がおきました

「僕は、あーいうのは保険とかあるんですか？」

って気軽に聞いたら

僕達を案内してくれたドライバーの人が

「ミャンマーはまだまだ貧しくて、保険も入れないです。そして、この事故でもし人が亡くなっても２万円くらいを払えば、家族と示談できるんです」

「えっ」

衝撃が走りました

人間の値段が2万円。。。

その言葉が7年も経った今でも、頭に鮮明に残っています

実際、暮らすのが大変で、家族からしても2万円も貰えるという感覚らしいというのも衝撃でした

それから、何かうまく稼げるようになったら、どっかで支援したい

自分にもできるサステナブルなやり方があるはずだ

本を読まなくて有名な僕が、なんとこんな本まで買って読みました

あのピーター・ドラッカーの非営利組織の経営

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%90%8D%E8%91%97%E9%9B%86-4-%E9%9D%9E%E5%96%B6%E5%88%A9%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%AE%E7%B5%8C%E5%96%B6-P-F-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/4478307059

名著です

なぜ、NPOがサステナブルじゃないか、どうしたら寄付（有難う）の連鎖が起きるのかと言う話です

話は、ジャパンハートに戻って、救える命があるのに、命と僕達は随分遠いなと感じました

僕達が対面するIT（最近はDXと呼ぶのか）は、時間や距離を光の速度でほぼゼロに出来るドラえもんポケットなんですよね

なんで、ボタンひとつで、1000円で世界の何処かの命が救われるアプリがあったら

ちょっと贅沢な晩御飯を我慢して、吉野家と救った命で、もっと贅沢な晩御飯に出来たら

そんなアプリを作りたいと純粋に思いました

でも、上場企業なんで、会社のお金で投資し辛く個人で開発費出すしかないかなと

お金でのドネーションでも良いですし、時間をドネーションするのも手段は色々かと

これも、ミャンマーに行ってびっくりしたのが、寄付文化世界一の国なんですよね

仏教で有名なのは皆さんご存知かと思いますが、お寺に行った時に、必ず寄付する場所があります

その寄付は1000円とかの単位で出来ます

その1000円は金箔となって、お寺の屋根の修復に使われます

その見返りとして、お寺参りした人は有難い信仰に触れるんです

https://inclusiveworld.net/myanmar-donation

話はまた変わって、僕達は資本主義のど真ん中で生きています

もう十分雇用も生み出しているし、利益をあげて納税もやっている

だから、これ以上俺たちが何をするんだ

その意見もとても良く理解できますし、僕もそう思っています

でも、ドネーションは動かされる何かがあります

それは僕には分かりませんし、やりながら感じる事で良いかと思っています

そして、僕達が持っている能力で貢献しないと意味がないと思っています

そう、僕達が持っている能力はDX（IT）だと思います

今回のコロナアプリで大儲けをした会社も、

「すいません、やっちゃいました。今回の儲けはこのアプリにドネーションするんで許してください」

と正直にゲロっても良いと思います

Twitterで責められる社会よりも、正直に言って許される社会があって良いかと

ドネーションを流行らせるのは、ECを流行らせると同じ感覚です、僕には

つまり、危ない命や救われるべき命を取材するようなキュレーションメディアもあると、そこからの導線でドネーションアプリ（意味合い的にはEC）に繋げるって事も出来ると思っています

もしかしたら、経済人とNPOをつなぐのは、こういうやり方でも良いのかも知れません

トマ・ピケティのような行き過ぎた資本主義の中で生きていると、清く生きたい

でも、NPOの世界にはどうやったら行けるのか分からない、または生活できない

良いんです、それで

僕達はUI/UXが世界を最短で繋ぐと理解しました

「1000円というボタン一つで救われる命」

資本主義で学んだことを、NPO（特にドネーション）に活かす

その交差点が世界を変えると


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