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【暴論】ヒトゲノム。からのジャンクDNAの意味を考えた。

私も投稿している unportalism で、この記事を見た。

ゲノムデザインという私にとって耳慣れない言葉だ。ゲノムを設計するという事だろうか。

【ゲノムデザイン論】コーヒー飲んだら◯◯が落ちる?遺伝子どうなるの? 

上記の記事を読むと、コーヒーを飲むと筋肉が落ちたり、アドレナリンが出ると筋肉と脂肪が落ちやすくなることがゲノムを調べるとわかるらしい。
自らの意思で自分のヒトゲノムを知り、活用しようということだろうか。

ヒトゲノム

私の知識には、この辺りの情報は乏しい。自分から本を読んだりしてこなかったので、中学卒業後してからは、ほとんど勉強する機会がなかった。

ネットで調べてみると、ヒトゲノムはざっくり30億塩基。対なので、01、on/offで表現するビットでは60億ビット。
8ビットは1バイトなので約750MB、つまり0.75GBになり、1GBに満たないことになる。

その中でも遺伝情報としてタンパク質の合成に直接関与していることが判明しているのはわずか3%。
約97%が、ジャンクDNAと呼ばれる何の遺伝情報も担っていない部分らしい。

ジャンクDNA

私にとって耳慣れない言葉のジャンクDNA。ネットで調べてみることにした。

ゲノム解析を進めるうち、当初、ジャンクDNAは、一見してごちゃごちゃしており余分・無駄に見えるような未解明な領域で、意味の無いジャンク(=ガラクタ)とされていたようだ。

近年、研究が進み、様々な機能が見つけられているようなので、その辺りはネットを検索すると色々な情報が見つけられる。

私は生命全体の遺伝情報システムの機能という視点から、
未解明の領域ジャンクDNAを考えてみたい。

そこから思い至るのが、
ジャンクDNAは試行錯誤の歴史、履歴ではないかということだ。

遺伝システムから考えたジャンクDNAの意味

遺伝情報としては、次に伝える設計情報があればこと足りるように思う。
しかし遺伝システムとしてみると、結論、結果はもちろん大事だが、試行錯誤の過程、履歴、歴史も大事だと思える。

過去私が経験したプロジェクトでこんなことがあった。
プロジェクトの仕様を決定する会議のことだ。準キーパーソンが所用で欠席していた。

その会議の中では、各種の懸案事項が出され、それを検討し仕様を決定し、議事録を作成した。その議事録は主に決定事項が残された。

そして次回の会議で、その準キーパーソンが出席し、決定した仕様に前回の会議と同じような懸案事項を持ち出した。前回の会議では様々な理由で、否決された内容だが、詳細な理由が残っていないので一からその順キーパーソンを含めて議論することになった。ほとんど繰り返しの作業で、結論も変わらない。私にとっては無駄な時間だった。

有効な遺伝システムとして考える場合、過去の選択決定の履歴を次の選択のための情報として活用することは重要だと考える。
そのため、ジャンクDNAには淘汰の履歴、ログが含まれているのでは無いかと感じる。

私の直観だ。そう考えることに私のなかで違和感は無い。

そしてこのようなシステムとして考える場合、別の個体のゲノム間の情報連携も有効だと思う。淘汰された遺伝情報や別の個体の選択肢の有効活用。そのような機能がジャンクDNAに含まれていないだろうか。

未知の領域 ジャンクDNA そそられる。またこのあたりの想像を書いてみたい。


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