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母子家庭で私立大学の学費がほぼ免除になる方法

母子家庭でも安心して利用できる大学進学への支援制度あるのを知っていますか?

最初に高等教育の修学支援新制度を利用しましょう。

通っている高等学校から5月の終わりごろから6月にかけて連絡があり、事務室から書類もいただけ保護者の方も目にする機会が多いと思います。

2020年4月から開始された制度で、高校在学中に予約採用申請をして結果をもらい、大学入学後手続きを完了させます。高校在学中に間に合わなくても、大学入学後にも申請手続きできます。

給付型奨学金の対象者で年間最大187万円の支援と、世帯収入の基準を満たす場合、成績だけでなく、学ぶ意欲で支援を受けることが可能です。
 
97%の大学が対象となっていますが、対象大学かどうかはJASSOのホームページから確認をお勧めします。

貰って帰ってくる書類は分厚い冊子ですが、やってみると簡単な手続きで済むので、ぜひトライしてみてください。

これを受けるには、次の条件が必要になってきます。

第一区分の生活保護世帯と住民税非課税世帯では、当事者と生計維持者の支給額算定基準額の合計が100円未満であること。

第二区分の非課税には該当しないものの厳しい世帯では、当事者と生計維持者の支給額算定基準額の合計が100円〜25,600円未満であるであること。

第三区分の非課税には該当しないものの厳しい世帯では、当事者と生計維持者の支給額算定基準額の合計が25,600円〜51,300円未満であること。

最後に学習意欲です。

その判断は、全科目の平均評定が3.5以上であること。これは面談やレポートの提出によって判断されます。

授業料と入学金免除の上限金額は私立大学の場合、授業料70万円、入学金26万円までです。

住民税非課税世帯は満額、住民税非課税世帯に準ずる世帯は、この金額の2/3または1/3の金額が減免されます。

私立大学文系は、授業料と入学金のほぼ全額の支援を受けることができるます。

給付型奨学金は返済の必要がないタイプなので、保証人を立てる必要はありません。

以上の支援内容でも学費が不足してしまう場合、貸与型奨学金との併用を行えますが、こちらは返済が必要なため、保証人が必要です。

貸与型奨学金は、利子が発生しない第一種と利息が発生する第二種があります。

進学資金シュミレーターの案内は、学校から手紙をもらって帰ってくるので、スマホでライン友達になることでシュミレーターを無料で利用することができ、またJASSOのホームページからも無料で試せるので進学のための資金計画が立てられ、基準に該当するかすぐ確認できるので、ぜひお勧めします。

次に、新聞奨学生を検討してみましょう。

学費の一部か全額を新聞社が負担し、その代わりに在学中新聞配達業務をする制度で、業務を行う店の近くに個室部屋を無料で提供してくれ、奨学金と他に10万円前後の給料も支給してくれます。

また医学部を目指すなら、医学部の地域枠採用を利用しましょう。

私立医学部は、6年間の学費が2000万円から4000万円前後もします。大金ですから、母子家庭の方々には難しいと思います。

一部の大学には、卒業後一定期間大学が定めた地域の医師として働くことを条件に、奨学金の返済が免除される制度があります。

最後に、一部の私立大学にもそれぞれの大学によって学費免除の制度があります。大学独自の特待生制度や奨学金制度があり、授業料や入学金などの学費が全額、或いは一部が免除になります。

このようにいろいろな取り組みがありますので、ご検討してみてはいかがでしょうか?

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