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日々思うこと

こんにちは、shiéléです。


我国が外交官を追放した、というニュースが昨日の速報で流れていましたね。「ただでさえデリケートな時期に!」と頭を抱えてしまいました。

ロが悪で、ウが善だという図式は今や欧米、及び我国の常識でありますが、さぁこれって真実なのでしょうか?

善と悪という「二元論」だけで判断できるほど世の中は単純なものではありません。ちょっと発想を変えてみればロが善でウが悪、ということもあるかもしれませんよね。あるいは、どっちもどっちなんていうことが無きにしも非らず、なのです。


激情にかられてどちらかの側につくことは、危険極まりない行為。我国がどのような立場に立たされているのか、感情はひとまず脇に置いて、冷静な行動が求められます。


2015年のパリで起きた同時多発テロを覚えていらっしゃいますか。私は、ちょうどその時パリに住んでおり、テロを生身で感じていました。ISの犯行といわれており、フランスに居住している殆どの民衆が「ある一定の方向」へと誘導されていきました。
日本のメディアから流れる情報と現地の状況は違いましたが、フランス人の怒りは最高潮へと達するのです。私はレピュブリック広場に行き、置かれた無数の花束を見ました。テロが起きてすぐ平和への願いを込めてフェイスブックのプロフィール写真をトリコロール印の旗に変えたのですが、それは正義に基づいての行動でした。が、しかし。年の離れた知人たちから「今すぐプロフィールを元に戻したほうがよい」と忠告を受けたのです。


クライシスアクターの存在や、もっと俯瞰して物事をみなければ真実は見えてこない、というのが彼等の考えでした。


全てを疑え、という極端な話ではありません。情報を見ることは大切ですが、どの情報にアクセスするのか、人の意見に左右されていないか一度じぶんをまっさらにする必要があります。先入観をぶち壊して、凝り固まった頭から飛び出さなければ自分の本当の意思ではない「巨大な渦」に飲み込まれてしまいます。


我々は今、最も大事な局面に来ています。

共存、拡大していく道を私は選びます。



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