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聖なる山、阿蘇へ行ってまいりました。

「行こう!」
そう思い立った日に突然ドライブや旅に出掛けることの多い私。
計画も何もあったもんじゃありません。給油ランプが点灯しているのにガソリンを満タンにするのを忘れて出掛けてしまいました。

それに気付いたのは、山の中。
進めど進めどガソリンスタンドはおろか、お店すら無いのでちょっと焦りました。

ドジ〜〜!


しかし、神は私を見捨てないのですね。
10キロほど進んだ先に、希望の星とも言える売店がありました。
人に聞けばなんとかなるかな。
「ここから一番近いガソリンスタンドをご存知ですか?」
そうお店の方へ訊ねたところ
「⚪︎⚪︎方面へ行ってみてください。20キロは離れてますけど。あぁ〜でも週末でガソリンスタンド開いてるかなぁ、う〜ん
という返答が・・。

しょんぼりして店を出る私に「道中お気をつけて」と憐れむように希望の星は声を絞り出すのでした。


車が止まったらSOSを出すしかないじゃん。
死ぬわけじゃあるまいし大丈夫よと気楽に構え、愛車に「お願い、無事に走ってね」と私は声を掛けました。
まぁ、そうそうハプニングって起きないものです。
案の定、無事にガソリンスタンドで給油することができました。


それで面白かったのが、このガソリン騒動で思わぬ場所へ辿り着けたことです。以前から気になっていた有名な湧き水がすぐ近くにあったのですよね。
ラッキー 🎶


気が済むまで水源を眺めました。
なんて麗しいんだろう、と。


ここ熊本は、清らかな湧き水で満たされた豊かな都市です。市民の生活水を100%地下水で賄える都市って世界でも稀な存在ですよね。熊本の感覚でじゃあじゃあ水を好きなだけ使っていると、他人から驚かれることがよくあります。海外で水といえば相当に貴重な資源ですものね。私にとって水とはいつでも自由に使えるもので、しかも美味しいのは当たり前。湧き水はどこにでもあるし、汚染されるなんて考えられません。


しかしながら、この世界に誇る自慢の地下水が、近頃おかしいのです。
今まで疑ったことさえありませんでしたが、水道をひねったら変な匂いがするのです。

いつからこんなに変な水になったんだっけ?
いつから我が国は私たちの大事な水源を海外へ売るようになったんだっけ?
いつから?
どうして?


そこへ追い打ちをかけるよう、汚染された水を平気で川へ流す海外の半導体企業が、近々熊本へ進出します。半導体を作るには大量の水が必要です。私達の水をどうするつもりなんでしょう。舌先三寸の会社に魂を売れますか。水は生き物です。地球上に生きとし生けるもの全てに必要な物質です。テクノロジーの進化は素晴らしいかもしれませんが、これ以上地球を傷つけてまで進化することが果たして本当に必要でしょうか?テクノロジーだけ進化してしまった文明は過去、滅びています。


芳しく美しい水を見ながらあれこれ思案する1日でした。







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